yamahanayamaの花日記

山に咲く花の紹介

百名山

恵那山の花々 2007.8.17

恵那山の花 標高2190.3m の山であるが、どこに山頂があるのか分からない様な平らな山頂部で、最高点は2191mである。以前は日帰りでは厳しい山であったが、2001年に開かれた広河原コースは最短時間の往復7時間で可能になった。私もこのコースを利用したが、ほ…

荒島岳の花々2 2007.8.9

荒島岳の花2 荒島岳が「深田百名山」に入った理由を荒島岳1で述べたように、深田久弥が故郷の山を入れたかったからで、選ぶ基準は百人百様であろう。実際、書店の山コーナーには「私の百名山」だとか「○○が選んだ百名山」などの本が並ぶ。私が選ぶなら、ス…

荒島岳の花々1 2007.8.9

荒島岳の花1 荒島岳は1523mの極普通の山である。では、なぜ百名山なのかというと、深田久弥が選んだ中の一つであるということ。本人が書いているように、自分の故郷の山を入れたかったということだった。日本百名山と言うと日本を代表する客観的な百の名山…

雨飾山の花々    2005.8.4

雨飾山の花 百名山として知られ、名の響きの良い山に誘われて行ったが、花の少なさにはチョット期待はずれだった。山頂付近に小さいお花畑はあるが、笹原が多く、急峻さがあり、また多雪地帯のため、植物の生育には適した環境とは言えない。種類も少なく、こ…

白馬岳の花々(4)    2012.8.13-16

白馬岳の花(4) 白馬岳の稜線は左右非対称である。冬季の季節風は西から東(画面左から右)に吹くため、東側に雪庇をつくる。その結果、東側は大きく崩れ崖をつくる。植物もこの厳しい季節風を避けられる東側の斜面にお花畑をつくっている。 白馬鑓温泉 標高2…

白馬岳の花々(3)  2012.8.13-16

白馬岳の花(3) 大出原のお花畑。オレンジ色の花はクルマユリ。 ツガザクラ(ツツジ科) 葉が栂に似ていて、花が桜のようだから。周りのピンク色の花はハクサンコザクラ。 アオノツガザクラ(ツツジ科) 黄緑色の花を青いと表現したから。 オオコメツツジ…

白馬岳の花々(2)  2012.8.13-16

白馬岳の花(2) 白馬岳には長大な白馬大雪渓がある。夏にも冷たい環境をつくり、豊富な水分を保つ環境は植物の生態にも大いに影響を及ぼすものと考えられる。 白馬岳大雪渓から右にのびる白馬沢 イワギキョウ(キキョウ科) 岩桔梗で桔梗は漢名から。次のチシ…

白馬岳の花々 (1)    2012.8.13-16

白馬岳の花(1) シロウマと名が付く植物は多く、Wikipediaによると20種(固有種は6種)ある。 それは、古くから登られ、調査されたからだろう。しかし、それは山自体に植物を育む条件があったからこそである。一部の稜線部分を除けば、植物を寄せ付けない様…

櫛形山・源氏山の花々  2015.6.13-14

櫛形山・源氏山の花 櫛形山は、特に険しい所も無く、気軽に登れる山である。しかし、どこに山頂があるかわからないぐらい、際立ったピークが無く、展望も無いので登山の対象としてはあまり魅力がない。しかし、図鑑などで撮影地、櫛形山とよく書かれていたこ…

剣岳・大日岳の花々(3)  2010.8.17-20 

剣岳・大日岳の花(3) 剣御前からの奥大日岳 カライトソウ(バラ科) 唐糸草で、唐糸は中国から渡来した絹糸のこと。長いピンク色の花糸(雄しべ)をそれに例えた。花弁は無く、花は先端から咲く。 シモツケソウ(バラ科) 下野(しもつけ)、今の栃木県で…

剣岳・大日岳の花々(2)  2010.8.17-20

剣岳・大日岳の花(2) 別山乗越からの剣岳 多くの登山者は正面の別山尾根ルートで登る。左手前は剣御前、右下は剣沢 オオレイジンソウ(キンポウゲ科) 大伶人草で、舞楽の時に伶人の使う冠に似ているところから。トリカブトの仲間。 ミヤマキンポウゲ(キン…

剣岳・大日岳の花々(1)   2010.8.16-19

剣岳・大日岳の花(1) 剣岳は日本有数の岩の殿堂である。そこに咲く花といっても数も種類も少ない。表題として剣の名を挙げたが、剣に登った時に見られたということで、コースは馬場島→早月小屋(泊)→剣岳→剣沢(泊)→大日岳(泊)→大日平→称名滝までの3…

浅間山の花々(2)    2019.8.6    

浅間山の花(2) 前掛山頂上付近からの湯の平(手前)と黒斑山(中央) 江戸時代の噴火では、北側に溶岩を噴出し鬼押しを形成したが、西側の湯の平は影響が少なかったらしく、緑に覆われている。 手前に見られるのはオンタデ(タデ科) オンタデ(タデ科) 御嶽…

浅間山の花々(1)    2019.8.6

浅間山の花(1) 浅間山はと聞けば、どんなイメージを持つだろうか。赤茶けた溶岩の山。草木もほとんど生えない殺伐とした山。時々噴火する山。(実際、この山行の翌日小噴火した。アブナイ、アブナイ)……。 山頂(前掛山) 本来の山頂は立ち入り禁止になって…

赤城山の花々   2018.6.8

赤城山の花 赤城山は黒檜山(1828m)を最高峰とした多数の溶岩ドームからなる火山体の総称で、百名山にも選ばれているが、赤城山という峰は無い。火山ではあるが、最後の活動から時間が経ったと思われ、植物相は豊かである。特に春のツツジの季節には、沢山…

槍ヶ岳の花々(3)  2015.7.31-8.3

槍ヶ岳の花(3) 南岳から夜明けの穂高連峰 キレットを超えれば穂高連峰だが、稜線上は険しい岩稜が続く。高山植物も所々の岩場の隙間に生育するが、その数も、種類も少ない。 ハクサンフウロ(フウロソウ科) 高山草原にはよく見られる白山風露だが、風露の意…

槍ヶ岳の花々(2)    2015.7.31-8.3

槍ヶ岳の花(2) 南岳付近からの槍ヶ岳 南岳から槍ヶ岳までの稜線は、ほとんど岩石地帯で、その中に丈の低い植物が生育している。下の写真ではイネ科やカヤツリグサ科のスゲ属やハイマツなどが見られる。 オオレイジンソウ(キンポウゲ科) 大伶人草で、舞楽の…

槍ヶ岳の花々(1)    2015.7.31-8.3

槍ヶ岳の花(1) 槍ヶ岳といえばあの尖ったピークを思い起こせるが、槍ヶ岳の花と言ったらどうだろうか。そう、あの尖った岩山には植物が取り付く場所がない。槍沢上部から稜線までも岩石地帯で植物にとっては不適切な領域である。なので、ここでは槍ヶ岳に…

北岳の花々(5)    2017.8.13~15    

北岳の花(5) 頂上手前の稜線を行く 3000mの稜線では雨、風、雪などの環境は厳しい。登山者の右側と画面の左側にハイマツが見られるが、あとは背の低い草本や木本である。冬は西風(画面右側)により東側に雪庇をつくり山を侵食していくので、東側が崖にな…

北岳の花々(4) 2017.8.13~15

北岳の花(4) 大樺沢には大雪渓がある。万年雪を残し、周囲の環境を厳しくしている。こういう条件も他には無い植物の多様性を残す一つの要素となっていると思われる。 シコタンハコベ(ナデシコ科) 色丹(しこたん)は千島列島の島の名前で、そこで採集され…

北岳の花々(3)     2017.8.13~15

北岳の花(3) 早川尾根からの北岳 山頂にかかった傘雲、天気は下り坂のしるし。左側の雪渓は大樺沢左股で、稜線のくぼんだ所が八本歯のコル。 チシマヒョウタンボク(スイカズラ科) 2つの花がくっついているので果実が瓢箪型になる。 オオヒョウタンボクの果…

北岳の花々 (2)    2017.8.13~15

北岳の花(2) 御池小屋付近から見上げたバットレス 山頂から東に張り出す岸壁ーバットレスー。手前の草すべりは高山植物が豊富だ。 ヒメイチゲ(キンポウゲ科) 姫一華で名前のように、先端に1個の2cmぐらいの花をつける。白いのは萼片で、花弁は無い。…

北岳の花々(1)     2017.8.13~15

北岳の花(1) 日本で一番高い山は誰でも知っている富士山。では、二番目はと問われて答えられる人はどれぐらいいるだろうか。山好きの人はともかく、一般の人では恐らく一割以下ではないだろうか。そんな不遇の山、北岳はとても魅力のある山である。 北岳…

木曽駒が岳の花々(3) 2010.7.31~8.3

木曽駒が岳の花(3) 将棋頭方面からの木曽駒が岳 ハハコヨモギ(キク科) 全体に灰白色の絹毛を密生している。北岳にも生育。 ヒメクワガタ(オオバコ科) 旧分類はゴマノハグサ科。小さな花なので見落とすことが多い。 オオヒョウタンボク(スイカズラ科…

木曽駒が岳の花々(2)    2010.7.31~8.3

木曽駒が岳の花(2) 千畳敷カールから見上げた宝剣岳 中央アルプスには6つのカール地形があるといわれるが、その中で最大なのがこの千畳敷カールだ。カールとは氷河が削ったお椀の内側のような地形で、底に当たる部分は平らで植物も多い。ここまでロープウ…

木曽駒が岳の花々(1)    2010.7.31~8.3

木曽駒ヶ岳の花(1) 駒ケ岳という名が付く山は、結構多い。百名山の中にも、会津駒ケ岳、越後駒ケ岳、甲斐駒ケ岳などがあるが、中央アルプスの最高峰も駒ケ岳である。そこでこれも前例と同じように木曽駒が岳という。 山容も大きく、千畳敷以下数個のカー…

白山の花々(4)      2007.8.6~8

白山の花(4) 御前峰より大汝山を望む ミヤマガラシ(アブラナ科) 湿地に生える。ヤマガラシということもある。 ミヤマカラマツ(キンポウゲ科) 紫色のものは萼片で、まだツボミである。花が咲くと萼片はすぐ落ち、白い雄しべがまりのように広がる。花弁…

白山の花々(3) 2007.8.6~8

白山の花(3) 山頂付近から南面の室堂を望む ハイマツ(マツ科) 高山に生育するハイマツは名のように上に伸びず、地に這って成長していく。それは、強い風や深い雪に適応した形態といえる。その、生育地域の南限は、南アルプスの光岳だが、西限はこの白山…

白山の花々(2)     2007.8.6~8

白山の花(2) 御前峰からの大汝峰と翠ヶ池 クロマメノキ(ツツジ科) ブルーベリーの仲間で実はおいしい。 クロユリ(ユリ科) 北海道の平地に、花が大きいものがあるので、ミヤマクロユリとしているものもある。 クロユリの群落 コイチヨウラン(ラン科)…

白山の花々(1)    2007.6~8.

白山の花(1) 白山は2702mのスケールの大きな火山であり、昔から信仰登山の対象とされ、地名にもそれをうかがわせる名前が沢山ある。登山に関しては、特に険しいルートが有るわけでもなく誰にでも登れる山である。 ハクサン〇〇とつく植物も多くあり、日本…