yamahanayamaの花日記

山に咲く花の紹介

谷川岳の花々(2)   2023.7.24

谷川岳山頂 トマノ耳

オキノ耳から見たトマノ耳。東側(左)は一の倉沢などの絶壁になっているが西側は傾斜もゆるくなっている。

トマノ耳

 

ミヤマキンポウゲ(深山金鳳花)キンポウゲ科

平地に咲くウマノアシガタの高山型。葉が、細く裂ける。

ミヤマキンポウゲキンポウゲ科

 

イブキジャコウソウ(伊吹麝香草)シソ科

伊吹山に多く、いい香りがするから。

イブキジャコウソウ(シソ科)

 

タテヤマウツボグサ(立山靭草)シソ科

弓矢を入れる、靭に似ていることから。平地のウツボグサより花が大きい。

タテヤマウツボグサ(シソ科)

 

タカネアオヤギソウ(高嶺青柳草)シュロソウ科

青は花の色、柳は葉の様子から。何故か、緑色を青ということが多い。青りんご、青信号‥。

タカネアオヤギソウ(シュロソウ科)

 

ミヤマトウキ(深山当帰)セリ科

当帰は漢名から。つやのある尖った葉が特徴で、香りもある。

ミヤマトウキ(セリ科)

 

コメツツジ(米躑躅ツツジ

小さな花が米粒の様だから。

コメツツジツツジ科)

 

クロズル(黒蔓)ニシキギ

黒い蔓という意味だが、牧野富太郎はなぜそうなったか、不明と書いている。気を付けて見ているが、数回、黒い蔓に出会った。

クロズル(ニシキギ科)

 

シモツケソウ(下野草)バラ科

下野、現在の栃木県で発見されたことによる。草とつくように草本で、草がつかないシモツケは木本。花序(花の付き方)や葉の形も違う。

シモツケソウ(バラ科

 

ヤマブキショウマ(山吹升麻)バラ科

葉が、ヤマブキににて、形がサラシナショウマのようだから。後から出てくるトリアシショウマによく似るが葉の違いで区別すると分かりやすい。(科が違うので、花の造りも違うが小さくて分かりにくい)

ヤマブキショウマバラ科

 

ヒカゲノカズラ(日陰の蔓)ヒカゲノカズラ科

日陰に生える蔓植物という意味だが、花の咲かないシダ植物。上に伸びているのは胞子を入れる胞子穂。

ヒカゲノカズラ(ヒカゲノカズラ科)

 

ハクサンフウロ(白山風露)フウロソウ科

白山に生える風露草だが、風露の意味は不明。ハクサンフウロは花ばかり目立つが、葉の形にも注目。細かく分かれている。

ハクサンフウロフウロソウ科

 

モウセンゴケ(毛氈苔)モウセンゴケ

葉に一面に毛の多いのを毛織の毛氈に見立て、小さな葉が苔に見えることから。

モウセンゴケモウセンゴケ科)

 

トリアシショウマ(鳥脚升麻)ユキノシタ

丈夫で真っ直ぐな茎を鳥の脚に例え、形がサラシナショウマに似ていることから。

トリアシショウマ(ユキノシタ科)

 

クルマユリ(車百合)ユリ科

花の下の葉が、輪生状に付くことから。花にピントを合わせると葉の形が分かりにくい、難しいかたち(負け惜しみ)

クルマユリユリ科

 

タマガワホトトギス(玉川杜鵑)ユリ科

黄色の花色を、ヤマブキの名所である京都、玉川の名を借りた。ホトトギスは花の斑点が鳥の杜鵑ににていることから。由来を書くにも大変です

タマガワホトトギスユリ科

 

ニッコウキスゲ(日光黄菅)ユリ科

中部地方以北に生育するが、ゼンテイカよりニッコウキスゲの方がよく知られている。花は一日でしぼむ。一日頑張れば大したもんよ。

ニッコウキスゲユリ科

 

アリドウシラン(蟻通蘭)ラン科

葉状がアリドウシに似た蘭。花も葉もピンボケ!

アリドウシラン(ラン科)

 

ツルリンドウ(蔓竜胆)リンドウ科

リンドウは漢名の竜胆から。

ツルリンドウ(リンドウ科)