yamahanayamaの花日記

山に咲く花の紹介

群馬県の山

谷川岳の花々(2)   2023.7.24

谷川岳山頂 トマノ耳 オキノ耳から見たトマノ耳。東側(左)は一の倉沢などの絶壁になっているが西側は傾斜もゆるくなっている。 トマノ耳 ミヤマキンポウゲ(深山金鳳花)キンポウゲ科 平地に咲くウマノアシガタの高山型。葉が、細く裂ける。 ミヤマキンポ…

谷川岳の花々(1)   2023.7.24

谷川岳 谷川岳は群馬県と新潟県の県境にある山で、トマノ耳とオキノ耳の2つのピークを持つ双耳峰である。トマノ耳(左)は1963m,沖ノ耳(右)は少し高く1977mである。日本海からの湿った雪雲により冬場の積雪量は多く、標高の割には高山植物や固有種もある。…

赤城山(鈴が岳)の花々3 2021.7.27

赤城山の花 鈴が岳は2でも述べたように、樹林帯の中での道なので、お花畑のようなものは無い。大沼湖畔まで下りて来ると、開けた場所もあり、花の種類も少し多くなる。ここであげた花は、湖畔で見たものが多くなった。 オオヒナノウスツボ(ゴマノハグサ科…

赤城山(鈴が岳)の花々2 2021.7.27

赤城山(鈴が岳)の花 赤城山は、標高1,828mの黒檜山(くろびやま)を主峰に、駒ケ岳、地蔵岳、荒山、鍋割山、鈴ヶ岳、長七郎山からなるカルデラ湖を含む複成火山である。大沼湖畔まで車で入れるので、どの山に登るにも比較的簡単である。 鈴が岳の登山道は…

子持山の花々 2 2021.7.26

子持山の花 2 獅子岩からの山頂(奥) 子持山 ウマノミツバ(セリ科) 馬の三葉で、食用になるミツバに似ているが、食用にはならず、馬に食べさせる程度ということから。三つ葉というが、3裂して両側の裂片は更に2裂するので、5裂の形になる。 ウマノミ…

子持山の花々 1 2021.7.26

子持山の花 1 子持山は渋川市の北に位置する1296mの山で、火山であったが、活動をやめてから長い年月が経っているので、その名残である岩脈や岩塊が何箇所か見ることができる。下の写真は獅子岩と呼ばれる高さ葯100mの岩峰で火山の火道にあったマグマが固ま…

榛名天狗山の花々  2021.10.10

榛名天狗山の花 榛名山という山があるのではなく、カルデラ湖である榛名湖を中心とした山群で、更にいくつかの側火山から成り立っている。天狗山は西峰(1179m)と東峰からなり、榛名湖の南方にあり、麓には榛名神社がある。天狗山も榛名山初期の火山活動の際…

御荷鉾山の花々3 2021.9.12

御荷鉾山の花3 前述したように登山道は樹林帯の中で、花も少ない。ここであげたものはほとんど林道で撮ったものである。一度樹林帯を切り開くと地面に届く日射量が多くなる。そこに動物や風に乗って運ばれた種子が育つと様々な花が咲く。山で林道に出会うと…

御荷鉾山の花々2 2021.9.12

御荷鉾山の花2 登山道は樹林帯の中なので、あまり花は無い。ここにあげたものはほとんど林道沿いで見られた物である。 ミヤマコンギク(キク科) 深山に生える紺菊のこと。箱根を中心に生えるのでハコネギクの名もある。 ミヤマコンギク ヤブタバコ(キク科…

御荷鉾山の花々 1  2021.9.12

御荷鉾山の花 1 御荷鉾山は群馬県の南部にあり、西と東に2つの山頂を持つ(それぞれ1280m,1184m)山である。交通が不便な所にあり、かっては麓で宿泊をして、登らなければならなかったが、今はスーパー林道が山頂近くまでできており、山頂まで1時間で行け…

熊鷹山・根本山の花々  2019.5.17

熊鷹山・根本山の花 熊鷹山・根本山と聞いてすぐに思いつく人は少ないのではないか。標高も高くなく( それぞれ1169m,1199m )形の良い山でもなく、目立った所は無い。わたしも山に詳しい友人に誘われるまで知らなかった。場所も群馬県と栃木県の県境にあり、…

赤久縄山の花々  2017.4.30

赤久縄山の花 赤久縄山は群馬県の南西部にある1523mの山である。以前は交通の便が悪く、麓に泊まらなくては行けないぐらい遠かったが、御荷鉾スーパー林道が1983年(昭和58年)に開通してからアプローチも短くなり、頂上だけなら、20分ぐらいで行けるようにな…

白砂山・野反湖周辺の花々3  2014.5.18

白砂山と周辺の花3 この時期の白砂山は稜線上の雪ははほとんど無かったが、樹林帯にはまだ残り、ルートがわかりずらいところや、雪を踏みぬいたりで、無雪期より時間がかかった。花もまだ、ねむりについていて種類も少なかった。ただ、その中でこの時期にし…

白砂山の花々2 2006.8.23-25

白砂山・野反湖の花(2) 野反湖は周囲12kmの人造湖で、その湖水は魚野川から信濃川に合流し、日本海に注いでいる。白砂山や、野反湖は太平洋側と日本海側の分水嶺になっているので、植物的にも興味がわく地域である。野反湖周辺にも高山植物も多く、山に登…

白砂山の花々1 2006.8.23-25

白砂山、野反湖周辺の花1 白砂山は群馬、長野、新潟3県の県境に位置する2140mの山である。山深い位置にあり、無雪期には西側の野反湖から入るコースしか無かった。三国峠からの縦走は残雪期にのみ可能だったが、ベテラン向きのコースである。近年三国峠から…

諏訪山・三ッ岩岳(西上州)の花々  2012.5.13, 2016.6.19

諏訪山・三ッ岩岳の花 諏訪山(1549m)は西上州でもかなり奥にあり、三百名山にも選ばれ、上部は岩峰になっている山である。又、三ッ岩岳(1032m)は約1時間で登れる手軽な山である。いずれも特に植物が多いわけでは無かったので一緒にまとめた。しかも時期は…

烏帽子岳・小沢山(西上州)の花々   2016.5.8

烏帽子岳・小沢山の花 烏帽子岳は約1190mの岩峰で、名前の通り頂上付近は急峻な岩場となっている。翻って小沢山は標高1089mで急峻なところもなく、初心者の山として紹介されている。この2つの山は直線距離で7,8km離れているが、車を使えば同じ日に登ることが…

稲含山(西上州)の花々   2011.5.15

稲含山の花 稲含山は上信電鉄下仁田駅の南東6kmにある1370mの山である。稲含山の名はあまり知られれていないと思うが、地元では古くから農耕の神として信仰のある山で、山頂付近には稲含神社がある。稲含というのもインドの姫君が、稲穂を密かに口に含んで…

榛名山の花々   2016.7.24

榛名山の花 榛名山という山名は無く、溶岩ドームや外輪山、多数の小火山などが集まった一つの山体の総称である。一番高い掃部ヶ岳(かもんがだけ)1449m,をはじめ、榛名富士、相馬山、烏帽子岳などがある。その中でよく知られているのは榛名富士とそのカルデ…