子持山の花 2
獅子岩からの山頂(奥)
ウマノミツバ(セリ科)
馬の三葉で、食用になるミツバに似ているが、食用にはならず、馬に食べさせる程度ということから。三つ葉というが、3裂して両側の裂片は更に2裂するので、5裂の形になる。
カノツメソウ(セリ科)
鹿の爪草で、根の形が鹿の爪に似ているから。ダケゼリ(嶽芹)ともいう。
シシウド(セリ科)
ウドに似て強剛だからイノシシが食うのに適してるとみたから。
コメツツジ(ツツジ科)
米ツツジで白い小さな花が米粒の様だから。大きく写っているいるが、径1cmぐらい。
ハエドクソウ(ハエドクソウ科)
根をすりおろし、しぼり汁を紙に染ませて蠅取り紙にすることから蠅毒草。花の大きさは径5mm。
ミヤマママコナ(ハマウツボ科)
深山飯子菜で、若い種子が米粒によく似ていることから。旧分類はゴマノハグサ科。
キンミズヒキ(バラ科)
金水引で、細長い黄色の花穂を金色の水引に例えたもの。
シモツケ(バラ科)
下野で発見されたことによる。下野(しもつけ)は現在の栃木県。
ダイコンソウ(バラ科)
大根草で、下部の葉が大根の葉に似ているから。この写真では下部の葉が見えにくい。
ヤブハギ(マメ科)
藪萩で、藪に生える萩。花を見ただけではヌスビトハギと同じだが、茎葉が中部以下に密集して付き、小葉の幅も広い。
ヤマユリ(ユリ科)
山百合で、いい香りがする。これは斜面に生えていたので下向きだが、普通は直立する。
ウバユリ(ユリ科)
姥百合で、花が咲くころには葉が無い(歯がない)ことを、娘が成人して花の十八となった頃にはもう歯が抜けた姥になるのに例えた。しかし、実際には葉もしっかり付いている方が多い。
リョウブ(リョウブ科)
漢名の令法から。葉芽は食用となるので、古くは救済食料として利用されてきた。