yamahanayamaの花日記

山に咲く花の紹介

2020-02-01から1ヶ月間の記事一覧

白山の花々(4)      2007.8.6~8

白山の花(4) 御前峰より大汝山を望む ミヤマガラシ(アブラナ科) 湿地に生える。ヤマガラシということもある。 ミヤマカラマツ(キンポウゲ科) 紫色のものは萼片で、まだツボミである。花が咲くと萼片はすぐ落ち、白い雄しべがまりのように広がる。花弁…

白山の花々(3) 2007.8.6~8

白山の花(3) 山頂付近から南面の室堂を望む ハイマツ(マツ科) 高山に生育するハイマツは名のように上に伸びず、地に這って成長していく。それは、強い風や深い雪に適応した形態といえる。その、生育地域の南限は、南アルプスの光岳だが、西限はこの白山…

白山の花々(2)     2007.8.6~8

白山の花(2) 御前峰からの大汝峰と翠ヶ池 クロマメノキ(ツツジ科) ブルーベリーの仲間で実はおいしい。 クロユリ(ユリ科) 北海道の平地に、花が大きいものがあるので、ミヤマクロユリとしているものもある。 クロユリの群落 コイチヨウラン(ラン科)…

白山の花々(1)    2007.6~8.

白山の花(1) 白山は2702mのスケールの大きな火山であり、昔から信仰登山の対象とされ、地名にもそれをうかがわせる名前が沢山ある。登山に関しては、特に険しいルートが有るわけでもなく誰にでも登れる山である。 ハクサン〇〇とつく植物も多くあり、日本…

鳳凰三山の花々    2013.7.25~27

鳳凰三山の花 地蔵岳、観音岳、薬師岳三つの峯を併せて鳳凰山というが、一般には鳳凰三山と称することが多い。その中の最高峰は観音岳の2841mであるが、一番有名なのはオベリスクといわれる岩峰を持つ地蔵岳であろう。形だけでなく白い花崗岩が輝き、一層目…

皇海山・庚申山の花々(2)  2011.6.14~16

皇海山、庚申山の花(2) お山巡りコースからの庚申岩壁 ズダヤクシュ(ユキノシタ科) ズダは長野県地方で喘息のこと。その薬草として使われたことから。 タカネザクラ(バラ科) ミネザクラともいう。 タチツボスミレ(スミレ科) 一番よく目にする、どこ…

皇海山・庚申山の花々(1)   2011.6.14~16

皇海山・庚申山の花(1) 皇海山は群馬、栃木県境に位置する2144mの山で、百名山にも選ばれている。登山道は両県いずれからもついているが、栃木県側からのコースをお勧めする。銀山平から庚申山、鋸山を経てのコースである。なぜなら庚申山には稀少種のコ…

佐渡島の花々(2)     2014.5.9~10

佐渡島の花(2) 金北山東面 山頂には自衛隊のレーダー基地があったが今は使われていない。 タムシバ(モクレン科) 噛柴(かむしば)の転化で、葉をかむと甘いのでついたとの説がある。 チゴユリ(ユリ科) 稚児百合で小さなユリ。花の直径は2cmぐらい。 ツボ…

佐渡島の花々(1)   2014.5.9

佐渡島の花 (1) 佐渡島の最高峰は1172mの金北山である。標高的にはそれほど高いとは言えないが、環境的には本州中部の2000m級、いやそれ以上に匹敵すると思う。なぜなら冬には日本海からの季節風をまともに受け、湿った風は大量の雪を降らせる。実際に山…