皇海山・庚申山の花々(2) 2011.6.14~16
皇海山、庚申山の花(2)
お山巡りコースからの庚申岩壁
ズダヤクシュ(ユキノシタ科)
ズダは長野県地方で喘息のこと。その薬草として使われたことから。
タカネザクラ(バラ科)
ミネザクラともいう。
タチツボスミレ(スミレ科)
一番よく目にする、どこにでもあるスミレ。
タニウツギ(スイカズラ科)
ヒトツバカエデ(ムクロジ科)
旧分類はカエデ科で、カエデの仲間にしては珍しく葉の切れ込みが無い。ポイントは葉が対生であることと花の子房を見ること。小さいがあのプロペラ状の形をしている。
ヒロハテンナンショウ(サトイモ科)
テンナンショウ属の見極めは難しい。とりあえずヒロハテンナンショウとしておく。
ヒロハコンロンソウ(アブラナ科)
広葉崑崙草で崑崙は中国の地名。
フタリシズカ(センリョウ科)
花穂が2本出ることによるが3本以上のものよく見る。
白い塊が1つの花で、萼片も花弁もなく、丸まった3本の雄しべの中に雌しべがある。
フナバラソウ(ガガイモ科)
舟腹草で、果実の形が舟の胴体に似ているところから。
フモトスミレ(スミレ科)
麓スミレというがいつも山中(標高300m以上ぐらいから)で見かける。バスや車で通り越しているからかも知れない。小さなかわいいスミレ。
ミツバオウレン(キンポウゲ科)
黄連は漢名から。葉は小葉が3枚ある。
白い花弁状のものは萼片で、花弁は黄色いさじ形で先が丸い蜜槽になっている。
ミヤマカラマツ(キンポウゲ科)
もう少し咲くと、白いぼんぼりのようになるが、それが唐松のように見えるかららしい。
ミヤマキンバイ(バラ科)
この仲間のキジムシロ属は難しい。イワキンバイの可能性がある。
ミヤマハンショウズル(キンポウゲ科)
深山半鐘蔓で、半鐘は小型の釣鐘のこと。学名はクレマチス。
ミヤマハンノキ(カバノキ科)
沢山の雄花が尾状についたところ。
ヤマツツジ(ツツジ科)
この色と花の形は、他のものと間違わない。
ヤマブドウ(ブドウ科)
蕾が小さなブドウの粒に見えて面白い。
ユキワリソウ(サクラソウ科)
高山に生えて、雪解け直後に開花するので雪割草。
ワチガイソウ(ナデシコ科)
花茎を茎の先端(茎頂)からではなく葉のつけ根(葉腋)から出す特徴がある。ヒゲネワチガイソウは茎頂から出す。昔、この草の名称が不明であったとき、無名の印として盆栽に輪違いの符号をつけたことがあったので、そのまま名前になったといわれている。