yamahanayamaの花日記

山に咲く花の紹介

2019-11-01から1ヶ月間の記事一覧

夕張岳の花々1  2013.6.24

夕張岳の花(1) 白馬岳、至仏山等と同じ蛇紋岩質で、植物にとっては厳しい土壌であるため特異な種が生育している。すぐ北にある芦別岳とも違い、固有種も多い。ユウパリコザクラ、ユウバリソウなどユウバリとつく固有種がある。 展望台からの山頂 ウコンウ…

暑寒別岳の花々3  2014.7.4 

暑寒別岳の花(3) 箸別コース8合目のお花畑 マシケゲンゲ(マメ科) 暑寒別岳の固有種。ゲンゲは漢名の読み方からで、日本のレンゲソウのこと。増毛は暑寒別岳のある増毛町の名。 マシケゲンゲの群落 赤い花はエゾツツジ ミズバショウ(サトイモ科) 白い…

暑寒別岳の花々2  2014.7.4

暑寒別岳の花(2) 頂上付近のお花畑 コミヤマカタバミ(カタバミ科) ミヤマカタバミより一回り小さい。小葉(3つに分かれたうちの1つ)の先が凹んでいるが、食べられたと見たてて片喰。 クルマバツクバネソウ(シュロソウ科) 8枚の葉が車状で、そのうえ…

暑寒別岳の花々1  2014.7.4

暑寒別岳の花(1) 暑寒別岳(1492m)も、利尻、礼文と同じ様に日本海に面し、冬の季節風は極寒の環境をつくり出す。そして、植物も共通のものが多いが、またマシケゲンゲのような固有種もある。3つの登山口にはそれぞれ山小屋があるが、いずれも自炊の準備…

利尻岳の花々2  2014.7.1

利尻岳の花(2) 長官山からの山頂 シコタンハコベ(ナデシコ科) シコタンは千島列島の色丹島から。ハコベの語源は諸説あるが、はびこる→はこべと転訛したという。 シュムシュノコギリソウ(キク科) シュムシュとは千島列島の占守島から。葉が鋸の歯のよう…

利尻岳の花々1  2014.7.1

利尻岳の花(1) 2014.7.1 利尻島と礼文島はそんなに離れているわけではないのに、それぞれに固有種がある。リシリヒナゲシ、ボタンキンバイ、リシリソウ等(利尻)に対しレブンハナシノブ、レブンコザクラ、レブンウスユキソウ、レブンソウ等である。また…

礼文島の花々4  2014.6.27~30

礼文島の花(4) 西海岸沿いを歩くトレッキングコース エゾスグリ(ユキノシタ科) 酸塊(すぐり)と書き、酸っぱい実の意味で、赤く熟すと食べられる。西洋のグズベリーも同じ仲間。 ハマナス(バラ科) 果実が梨に似ている?のでハマナシ。それがハマナス…

礼文島の花々3  2014.6.27~30

礼文島の花(3) 西海岸トレッキングコース 海岸線にオオハナウドが咲く スズラン(ユリ科) 花屋のスズランはドイツスズランで、花が葉より高く伸びる。鈴蘭で形が鈴のようだから。ただし、ラン科ではなくユリ科。 センダイハギ(マメ科) 歌舞伎に仙台に…

礼文島の花々2   2014.6.27~30

礼文島の花(2) オオタカネバラ(バラ科) タカネバラは尾瀬、谷川以西に分布し、小葉の数が多い(7~9枚)が本種は中部地方の北東、東北、北海道に分布し小葉は5~7枚。 オオハナウド(セリ科) セリ科の花は小さくて、見分けが難しいが、ハナウドは一番…

礼文島の花々1  2014.6.27~30

礼文島の花(1) 礼文島は一番高い礼文岳でも490mしかない。ほぼ、最北の位置に加え、麓から山頂まで日本海に面し、冬は北西からの冷たい季節風をまともに受ける環境は北アルプスに引けを取らない。海抜0mから高山植物が見られる特異な島である。 礼文岳 …

山の花めぐり

笠ヶ岳 手前はミヤマダイコンソウ(穂高岳より) 山の花紹介 今までに登った山で撮った花を記録に残したいと思い、ブログを始めてみました。 タカネビランジ(後方の山は北岳) 山で出会った花。その名が分かれば更に親しみがわく。その繰り返しで、花の名を…