yamahanayamaの花日記

山に咲く花の紹介

礼文島の花々2   2014.6.27~30

礼文島の花(2)

オオタカネバラ(バラ科

タカネバラ尾瀬、谷川以西に分布し、小葉の数が多い(7~9枚)が本種は中部地方の北東、東北、北海道に分布し小葉は5~7枚。

f:id:yamahanayama:20200108221504j:plain

  

オオハナウド(セリ科)

セリ科の花は小さくて、見分けが難しいが、ハナウドは一番外側の花が一番大きく、その花弁は深く2裂してしている。

f:id:yamahanayama:20200108221646j:plain

 

 オオバナノミミナグサ(ナデシコ科)

大花の耳菜草で北日本の海岸に生育。葉がネズミの耳に似ているから。

f:id:yamahanayama:20200108221718j:plain
 
オオヤマフスマ(ナデシコ科)

フスマの意味は不明らしいが、一説には寝るときにかける布(衾)で、葉の形から。

f:id:yamahanayama:20200108221746j:plain
 
キクバクワガタ(ゴマノハグサ科

細かく分かれている葉が、菊の葉に似ていることと、果実が兜の上に立てた2本の角のようなものににているから。昆虫のクワガタムシもそれと同じ。

f:id:yamahanayama:20200108221810j:plain

 

オニシモツケバラ科

鬼下野。下野(しもつけ)、現在の栃木県で発見されたシモツケの類で大きくなるので、鬼とついた。

f:id:yamahanayama:20200108221941j:plain
 
キジムシロ(バラ科

雉がこの上に座る筵(むしろ)というところから。

f:id:yamahanayama:20200108222018j:plain
 
クルマバソウ(アカネ科)

車葉草で、放射状に出た葉の付き方から。

f:id:yamahanayama:20200108222102j:plain
 
コケイラン(ラン科)

惠蘭は漢名から。それより花が小さいので小惠蘭。

f:id:yamahanayama:20200108222240j:plain
 
コケモモ(ツツジ科)

果実はジャムや果実酒に使われている。

f:id:yamahanayama:20200108222320j:plain
 
ゴゼンタチバナ(ミズキ科)

白いのは苞で中心部にあるのが小さな花の集まり。ゴゼンは発見された白山の御前峰から、タチバナは果実が橘に似ているところから。

f:id:yamahanayama:20200108222346j:plain
 
サイハイラン(ラン科)

花の付き方が、軍陣を指揮するのに使った采配に似ているから。

f:id:yamahanayama:20200108222452j:plain
 
サクラソウモドキ(サクラソウ科)

残念ながら花期は終わり。モドキは似ていること。

f:id:yamahanayama:20200108222546j:plain
 
シコタンハコベナデシコ科)

色丹は千島列島の色丹島で採取されたことから。

f:id:yamahanayama:20200108222637j:plain
 
シャク(セリ科)

果実が神事に使うしゃく米に似ているからという説がある。山菜として利用されている。

f:id:yamahanayama:20200108222722j:plain
 
シラタマソウ(ナデシコ科)

ヨーロッパ原産の帰化植物だが、礼文島に馴染んでいた。実際、スイスでは高原に生育していた。

f:id:yamahanayama:20200108222800j:plain
 
シロバナヘビイチゴバラ科

ストローベリーの仲間で実はおいしい。蛇の出そうなところに生え、蛇が食べるということから。

f:id:yamahanayama:20200108222843j:plain
 
シロヨモギ(キク科)

青森より北方、オホーツク海沿岸まで分布し、白い短綿毛を密生する。ヨモギの意味は不明。f:id:yamahanayama:20200108223001j:plain

礼文島の花々3へ