yamahanayamaの花日記

山に咲く花の紹介

至仏山の花々(2)   2009.7.22

至仏山の花(2)

蛇紋岩の登山道は滑りやすい。特に雨が降るとさらに滑りやすい状態になる。

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タカネバラバラ科

ハイマツの中に咲いていた。

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チングルマバラ科

小さいがこれでも木本である。稚児車で5枚の花弁が輪形になっているからとか、果実が子供の遊ぶ風車のようだからとか諸説ある。

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ツクバネソウ(シュロソウ科)

茎の先に4枚の葉が着く。その上の小さい4枚の葉のようなものが萼片。花弁は無く、黄色い8本の雄しべ、濃い緑色の子房、その上に4つに分かれた雌しべの柱頭が見える。

旧分類はユリ科

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ツマトリソウサクラソウ科)

花弁のつま(縁のこと)が薄く赤くふちどられるから。しかし、なかなかその様な花には出会わない。f:id:yamahanayama:20191225174516j:plain

ので、礼文島で見たのをここにあげた。

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礼文島で見たツマトリソウ


 

ハクサンイチゲキンポウゲ科

高山にはおなじみの花。白いのは萼片で、花弁は無い。学名はアネモネ。左上はシナノキンバイ

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ハクサンシャクナゲツツジ科)

白いものから薄紅色まで変異がある。葉は厚く、寒さに強いつくり。

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ハクサンチドリ(ラン科)

チドリの飛ぶ姿に似ているから。ラン科には鳥の名を冠した名が多い。さぎ、ちどり、かもめ、とき、うずら等。

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ハナニガナ(キク科)

 ニガナより花弁状に見える舌状花が多い

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ベニサラサドウダン(ツツジ科)

花冠(花びらがくっついて筒状になっているもの)に更紗染めの模様があるので。

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ホソバツメクサ(ナデシコ科)

葉が非常に細いので…。そのまんまです。ツメは鳥の爪のようだから。

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ホソバヒナウスユキソウ(キク科)

谷川と至仏山に分布。中心の黄色いものが花の集まり。エーデルワイスの仲間

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ミズキ(ミズキ科)

水気が多い木だから

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ミネウスユキソウ(キク科)

中心部の黄色い部分が花の集まり。うっすらと雪をかぶった様。

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ミヤマウイキョウ(セリ科)

見分けが難しいセリ科のなかで、葉が細かくなっているので分かりやすい。茴香(ういきょう)は漢名で、薬用や香辛料に使われる。

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ミヤマキンポウゲキンポウゲ科

上部に見える金平糖のようなものが果実の集まり。花弁は金属光沢をもっている。

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ミヤマコゴメグサ(ゴマノハグサ科

小さな花が米のようだから

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ミヤマダイモンジソウ(ユキノシタ科)

花弁が漢字の大の字のようだから

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ムシトリスミレ(タヌキモ科)

スミレの仲間ではない。葉の表面の粘液で小さな虫を捕える食虫植物。

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モミジカラマツ(キンポウゲ科

葉がもみじの形をして、花が落葉松の葉のようだから。白いのは雄しべで、萼片はすぐに落ち花弁は無い。

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ヤマブキショウマバラ科

升麻(しょうま)はサラシナショウマのような姿をしており、葉がヤマブキに似ているから。

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リンネソウ(スイカズラ科)

先端に2個の花をつけるので、別名夫婦花(めおとばな)。いくら夫婦だからといっていつも一緒じゃねえ。植物学者のリンネを記念した名前。

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