至仏山の花(2)
蛇紋岩の登山道は滑りやすい。特に雨が降るとさらに滑りやすい状態になる。
タカネバラ(バラ科)
ハイマツの中に咲いていた。
チングルマ(バラ科)
小さいがこれでも木本である。稚児車で5枚の花弁が輪形になっているからとか、果実が子供の遊ぶ風車のようだからとか諸説ある。
ツクバネソウ(シュロソウ科)
茎の先に4枚の葉が着く。その上の小さい4枚の葉のようなものが萼片。花弁は無く、黄色い8本の雄しべ、濃い緑色の子房、その上に4つに分かれた雌しべの柱頭が見える。
旧分類はユリ科。
ツマトリソウ(サクラソウ科)
花弁のつま(縁のこと)が薄く赤くふちどられるから。しかし、なかなかその様な花には出会わない。
ので、礼文島で見たのをここにあげた。
ハクサンイチゲ(キンポウゲ科)
高山にはおなじみの花。白いのは萼片で、花弁は無い。学名はアネモネ。左上はシナノキンバイ
ハクサンシャクナゲ(ツツジ科)
白いものから薄紅色まで変異がある。葉は厚く、寒さに強いつくり。
ハクサンチドリ(ラン科)
チドリの飛ぶ姿に似ているから。ラン科には鳥の名を冠した名が多い。さぎ、ちどり、かもめ、とき、うずら等。
ハナニガナ(キク科)
ニガナより花弁状に見える舌状花が多い
ベニサラサドウダン(ツツジ科)
花冠(花びらがくっついて筒状になっているもの)に更紗染めの模様があるので。
ホソバツメクサ(ナデシコ科)
葉が非常に細いので…。そのまんまです。ツメは鳥の爪のようだから。
ホソバヒナウスユキソウ(キク科)
谷川と至仏山に分布。中心の黄色いものが花の集まり。エーデルワイスの仲間
ミズキ(ミズキ科)
水気が多い木だから
ミネウスユキソウ(キク科)
中心部の黄色い部分が花の集まり。うっすらと雪をかぶった様。
ミヤマウイキョウ(セリ科)
見分けが難しいセリ科のなかで、葉が細かくなっているので分かりやすい。茴香(ういきょう)は漢名で、薬用や香辛料に使われる。
ミヤマキンポウゲ(キンポウゲ科)
上部に見える金平糖のようなものが果実の集まり。花弁は金属光沢をもっている。
ミヤマコゴメグサ(ゴマノハグサ科)
小さな花が米のようだから
ミヤマダイモンジソウ(ユキノシタ科)
花弁が漢字の大の字のようだから
ムシトリスミレ(タヌキモ科)
スミレの仲間ではない。葉の表面の粘液で小さな虫を捕える食虫植物。
モミジカラマツ(キンポウゲ科)
葉がもみじの形をして、花が落葉松の葉のようだから。白いのは雄しべで、萼片はすぐに落ち花弁は無い。
ヤマブキショウマ(バラ科)
升麻(しょうま)はサラシナショウマのような姿をしており、葉がヤマブキに似ているから。
リンネソウ(スイカズラ科)
先端に2個の花をつけるので、別名夫婦花(めおとばな)。いくら夫婦だからといっていつも一緒じゃねえ。植物学者のリンネを記念した名前。