yamahanayamaの花日記

山に咲く花の紹介

暑寒別岳の花々2  2014.7.4

暑寒別岳の花(2)

頂上付近のお花畑

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コミヤマカタバミカタバミ科

ミヤマカタバミより一回り小さい。小葉(3つに分かれたうちの1つ)の先が凹んでいるが、食べられたと見たてて片喰。

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クルマバツクバネソウ(シュロソウ科)

8枚の葉が車状で、そのうえの花が羽根つきに使う羽根のようだから車葉衝羽根草。花は4枚の萼片、細い4本の花弁(垂れている)、8本の雄しべ、黒い子房がついた雌しべからなる。旧分類はユリ科

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ツクバネソウ(シュロソウ科)

こちらは、4枚の萼片(垂れている)、花弁は無く、8本の雄しべ、緑色の子房、雌しべの先端(柱頭)が4つに分かれている。

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ザゼンソウサトイモ科)

僧が座禅をしている様に似ているから。ダルマソウともいう。赤いのは仏炎苞といい、中に沢山の花がある。ミズバショウの白いのも仏炎苞という。

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サワフタギ(ハイノキ科)

沢を塞ぐように生えるところから

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サンカヨウ(メギ科)

山荷葉と書き、荷葉は蓮の葉。

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シナノキンバイキンポウゲ科

中部以北の山に咲くが、北海道ではこの辺りまでで、大雪以北はチシマノキンバイソウになる。

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シラオイハコベナデシコ科)

白老ハコベ胆振白老で採集されたことによる。小さな花で撮りにくい。エゾフスマともいう。

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シラネアオイキンポウゲ科

日光の白根山に多くあった(現在はほとんど無い)ことと、タチアオイに似た花から。

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タカネヨモギ(キク科)

写真には写っていないが、細かい葉が特徴。ヨモギの意味は不明。

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チシマギキョウ(キキョウ科)

よく似たイワギキョウには縁の毛が無い。

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チシマヒョウタンボクスイカズラ科)

2個ずつ咲くので実も2個つながっている。それが瓢箪のよう。

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チシマフウロフウロソウ科

北海道の他、本州北部、シベリア東部、北アメリカ北部にも分布しているそうである。

風露の意味は不明。

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ツバメオモト(ユリ科

万年青(オモト)に葉がよく似ているが、ツバメの由来は不明。

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ツボスミレ(スミレ科)

平地にも多く見られる。坪は庭のこと。

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トウゲブキ(キク科)

峠に生える蕗の意味。本州北部から樺太南千島にも分布する。よく似たカイタカラコはもう少し小ぶりで、本州中部から東北南部まで。

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ツマトリソウサクラソウ科)

花弁の縁が薄紅色に縁どられることからだが、そのようなものにはなかなか出会わない。

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 ので礼文島で出会ったツマトリソウを追加

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ツマトリソウ
ノウゴウイチゴバラ科

能郷は岐阜県はの地名。ストローベリーの仲間なので、実はおいしい。

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ハクサンチドリ(ラン科)

花が千鳥の飛ぶ形に見えるから。

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ハクサンボウフウ(セリ科)

白山防風で、防風は漢名。元の防風は薬用植物。

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フギレオオバキスミレ(スミレ科)

斑切大葉黄スミレで葉に細かい切れ込みが入っているから。夕張、芦別岳にも分布する。

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マイズルソウ(キジカクシ科)

葉脈が鶴の舞うように見えることから。旧分類はユリ科

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