yamahanayamaの花日記

山に咲く花の紹介

加波山の花々  2016.9.11

加波山の花 加波山は筑波山の北にある709mの山で、古くから山岳信仰の霊場になっている。山頂には日本武尊が東征の際に創建されたといわれる加波山神社があり、明治時代にあった加波山事件の舞台にもなった。 頂上近くまで車道があり、登山の対象には魅力に…

帯那山の花々 2017.4.15 

帯那山の花 帯那山(おびなさん)という名を聞いたことがありますか。多分、9割以上の人は知らないのではないかと思う。特に目立ったものも無い、甲府の北方にある1422mの山である。花も特に多いわけでもなく、山というより里の花の方が主となってしまった。…

権現山(奥多摩)の花々  2017.5.14

権現山の花 権現山の名を聞いた時、東京周辺の人は山梨県の、又は神奈川県のそれを思い浮かべるのではないか。しかし、ネットで検索すると、全国にすくなくとも92はある。大部分は500m内外で、住んでいる地域のどこかにあり、登山の対象ではなく信仰や身近な…

熊鷹山・根本山の花々  2019.5.17

熊鷹山・根本山の花 熊鷹山・根本山と聞いてすぐに思いつく人は少ないのではないか。標高も高くなく( それぞれ1169m,1199m )形の良い山でもなく、目立った所は無い。わたしも山に詳しい友人に誘われるまで知らなかった。場所も群馬県と栃木県の県境にあり、…

赤久縄山の花々  2017.4.30

赤久縄山の花 赤久縄山は群馬県の南西部にある1523mの山である。以前は交通の便が悪く、麓に泊まらなくては行けないぐらい遠かったが、御荷鉾スーパー林道が1983年(昭和58年)に開通してからアプローチも短くなり、頂上だけなら、20分ぐらいで行けるようにな…

城峰山の花々  2020.3.26

城峰山の花 城峰山は秩父地方にある1038mの山である。山頂近くまで車道があり、展望だけなら20分ぐらいで山頂に行ける。頂上には更に展望台があり、360度の景色を楽しむことができる。樹林帯の中を歩くコースなので花は残念ながら多くはなかった。ここの写真…

恵那山の花々 2007.8.17

恵那山の花 標高2190.3m の山であるが、どこに山頂があるのか分からない様な平らな山頂部で、最高点は2191mである。以前は日帰りでは厳しい山であったが、2001年に開かれた広河原コースは最短時間の往復7時間で可能になった。私もこのコースを利用したが、ほ…

荒島岳の花々2 2007.8.9

荒島岳の花2 荒島岳が「深田百名山」に入った理由を荒島岳1で述べたように、深田久弥が故郷の山を入れたかったからで、選ぶ基準は百人百様であろう。実際、書店の山コーナーには「私の百名山」だとか「○○が選んだ百名山」などの本が並ぶ。私が選ぶなら、ス…

荒島岳の花々1 2007.8.9

荒島岳の花1 荒島岳は1523mの極普通の山である。では、なぜ百名山なのかというと、深田久弥が選んだ中の一つであるということ。本人が書いているように、自分の故郷の山を入れたかったということだった。日本百名山と言うと日本を代表する客観的な百の名山…

茅が岳の花々2  2006.5.5

茅ヶが岳の花2 茅ヶ岳山頂からの金ヶ岳(1764m) 金ヶ岳 ヒトリシズカ(センリョウ科) 一本だったら一人静だが、こんなに密集していたら群れ静だね。白いのは雄しべで萼片、花弁は無く、雄しべの元に雌しべ、子房がある。 ヒトリシズカ ミツバツツジ(ツツ…

茅が岳の花々1 2006.5.5

茅が岳の花1 中央本線の甲府を過ぎてから、北側の車窓にいくつものピークを持った山が見えてくる。中央に最高峰の赤岳、左に権現岳……。あれ!ちょっとスケールが小さい…。そう、八ヶ岳によく似た茅が岳で、よくニセ八ツといわれる。また、日本百名山の著者…

滝子山の花々2 2009.5.27

滝子山の花2 滝子山には北からの縦走コースもある。大菩薩嶺から南に続く尾根はこの滝子山まで延びている。一日では無理だが、中間の湯ノ沢峠には避難小屋とトイレ、水場もあり、車も入れる。 滝子山頂上 フタリシズカ(センリョウ科) 二人静で、静御前の…

滝子山の花々1  2009.5.27

滝子山の花1 滝子山はJR中央本線、初狩駅と笹子駅の北側にある、1620mの山である。(三角点は東のピークにあり1590mになっている)どちらの駅を出発点にしてもよく、バスなどに頼らなくても行ける貴重な存在である。南側の寂しょう尾根以外は岩場も無く、初…

白砂山・野反湖周辺の花々3  2014.5.18

白砂山と周辺の花3 この時期の白砂山は稜線上の雪ははほとんど無かったが、樹林帯にはまだ残り、ルートがわかりずらいところや、雪を踏みぬいたりで、無雪期より時間がかかった。花もまだ、ねむりについていて種類も少なかった。ただ、その中でこの時期にし…

白砂山の花々2 2006.8.23-25

白砂山・野反湖の花(2) 野反湖は周囲12kmの人造湖で、その湖水は魚野川から信濃川に合流し、日本海に注いでいる。白砂山や、野反湖は太平洋側と日本海側の分水嶺になっているので、植物的にも興味がわく地域である。野反湖周辺にも高山植物も多く、山に登…

白砂山の花々1 2006.8.23-25

白砂山、野反湖周辺の花1 白砂山は群馬、長野、新潟3県の県境に位置する2140mの山である。山深い位置にあり、無雪期には西側の野反湖から入るコースしか無かった。三国峠からの縦走は残雪期にのみ可能だったが、ベテラン向きのコースである。近年三国峠から…

戸隠山の花々   2013.8.27

戸隠山の花 戸隠山は二百名山にも選ばれている1904mの急峻な山である。神話や修行の山としても知られているが、植物にとっても戸隠の名を持つ有名なものがある。それはトガクシショウマ(トガクシソウ)といい、この山で発見された。尾瀬で見たことがあるが…

高尾周辺の山(景信山)の花々2  2015.4.23

景信山の花2 景信山の花1でも触れたが、この山へは高尾からの縦走よりも、東からの木下沢(こげさわ)ルートをおすすめする。木下沢にはスミレも多く、キャンプ場跡から小下沢に入った道にもオウギカズラやイカリソウなどもある。下山は同じルートか小仏峠…

高尾周辺(景信山)の山の花々1  2015.4.23

景信山の花1 景信山は高尾山から続く山並みの、727 mの山である。高尾山から縦走する人も多いが、健脚コース(もしかして、私だけ?)になるのでゆっくりと花も見ていられない。そもそも尾根上の縦走コースでは樹林帯の中なので、花も多くない。花を見るなら…

奥武蔵(顔振峠・越上山)の山の花々  2018.4.10

越上山・顔振峠の花 春にのんびりと低山を歩いてみたいと思い、西武秩父線沿線の山に決めた。沿線の西側の武甲山は有名だが、東側の越上山(おがみやま)の名を知らなかった。越上山(566m)の山並みは樹林帯で見るべき物はなかったが、登山口までの道路脇や…

奥多摩(御岳山)の山の花々7 2019.8.26

御岳山の花 おんたけさんと読むと木曽の御嶽山になるが、これはみたけさん、あるいはミタケと呼ぶ。929mの山でケーブルカーもあり気軽に登れる。しかし、それでは花も少ししか見られない。是非下から歩いて登ってほしい。 頂上付近から覗く奥の院(1077m) 御…

西上州(諏訪山・三ッ岩岳)の花々 3  2012.5.13, 2016.6.19

諏訪山・三ッ岩岳の花 諏訪山(1549m)は西上州でもかなり奥にあり、三百名山にも選ばれ、上部は岩峰になっている山である。又、三ッ岩岳(1032m)は約1時間で登れる手軽な山である。いずれも特に植物が多いわけでは無かったので一緒にまとめた。しかも時期は…

西上州(烏帽子岳・小沢山)の花々2   2016.5.8

烏帽子岳・小沢山の花 烏帽子岳は約1190mの岩峰で、名前の通り頂上付近は急峻な岩場となっている。翻って小沢山は標高1089mで急峻なところもなく、初心者の山として紹介されている。この2つの山は直線距離で7,8km離れているが、車を使えば同じ日に登ることが…

西上州(稲含山)の花々1   2011.5.15

稲含山の花 稲含山は上信電鉄下仁田駅の南東6kmにある1370mの山である。稲含山の名はあまり知られれていないと思うが、地元では古くから農耕の神として信仰のある山で、山頂付近には稲含神社がある。稲含というのもインドの姫君が、稲穂を密かに口に含んで…

奥多摩(大岳山)の花々(6)     2018.4.28 2009.11.27

大岳山の花 大岳山は標高1226m、奥多摩駅の南にあり、高度的にも地理的にも登りやすい山である。手軽なコースは御岳山からの縦走で、御岳山のケーブルカーを使えば更に行きやすい。実際に、休日には多くの人でにぎわう。 山の花としては特筆すべきものは無い…

雨飾山の花々    2005.8.4

雨飾山の花 百名山として知られ、名の響きの良い山に誘われて行ったが、花の少なさにはチョット期待はずれだった。山頂付近に小さいお花畑はあるが、笹原が多く、急峻さがあり、また多雪地帯のため、植物の生育には適した環境とは言えない。種類も少なく、こ…

白馬岳の花々(4)    2012.8.13-16

白馬岳の花(4) 白馬岳の稜線は左右非対称である。冬季の季節風は西から東(画面左から右)に吹くため、東側に雪庇をつくる。その結果、東側は大きく崩れ崖をつくる。植物もこの厳しい季節風を避けられる東側の斜面にお花畑をつくっている。 白馬鑓温泉 標高2…

白馬岳の花々(3)  2012.8.13-16

白馬岳の花(3) 大出原のお花畑。オレンジ色の花はクルマユリ。 ツガザクラ(ツツジ科) 葉が栂に似ていて、花が桜のようだから。周りのピンク色の花はハクサンコザクラ。 アオノツガザクラ(ツツジ科) 黄緑色の花を青いと表現したから。 オオコメツツジ…

白馬岳の花々(2)  2012.8.13-16

白馬岳の花(2) 白馬岳には長大な白馬大雪渓がある。夏にも冷たい環境をつくり、豊富な水分を保つ環境は植物の生態にも大いに影響を及ぼすものと考えられる。 白馬岳大雪渓から右にのびる白馬沢 イワギキョウ(キキョウ科) 岩桔梗で桔梗は漢名から。次のチシ…

白馬岳の花々 (1)    2012.8.13-16

白馬岳の花(1) シロウマと名が付く植物は多く、Wikipediaによると20種(固有種は6種)ある。 それは、古くから登られ、調査されたからだろう。しかし、それは山自体に植物を育む条件があったからこそである。一部の稜線部分を除けば、植物を寄せ付けない様…