暑寒別岳の花（３）
箸別コース８合目のお花畑
マシケゲンゲ（マメ科）
暑寒別岳の固有種。ゲンゲは漢名の読み方からで、日本のレンゲソウのこと。増毛は暑寒別岳のある増毛町の名。
マシケゲンゲの群落
赤い花はエゾツツジ
ミズバショウ（サトイモ科）
白いのは総苞で仏炎苞という。沢山の花は中心部に棒状に付く。葉が大きくなると芭蕉の葉に似ているから。
ミツバオウレン（キンポウゲ科）
三葉黄連で黄連は漢名から。下に三つ葉が見える。白いのは萼片で、花弁は蜜を貯める蜜槽に変化し、黄色に見えるもの。
ミネヤナギ（ヤナギ科）
森林限界を過ぎているので、地面を這うように延びている。ミヤマヤナギともいう。
ミヤマアズマギク（キク科）
身の回りにはびこるハルジョオンやヒメジョオンと同じ仲間と聞くとちょっとガッカリ？
ミヤマオグルマ（キク科）
小車は舌状花（花弁が舌状になった花）が車状に付くから。
ミヤマカラマツ（キンポウゲ科）
長くのびるのは沢山の雄しべで花弁は無い。雌しべは中心に見える黄色のもの。落葉松（からまつ）の葉と同じ形から。
ミヤマキンバイ（バラ科）
小葉の縁に粗いとがった鋸歯（ギザギザ）がある。深山金梅でキンポウゲ科のキンバイソウのようだから。
メアカンキンバイ（バラ科）
全体的に黄褐色の伏した毛があるり、小葉の先が３裂になる特徴。雌阿寒岳で発見されたことによる。
ミヤマキンポウゲ（キンポウゲ科）
深山金鳳華で金属光沢を持つ。
ミヤマスミレ（スミレ科）
北半球の北部、北極を取り囲むように分布するそうで、日本では中国山脈から本州中部以北の亜高山帯に生育。
ミヤマダイコンソウ（バラ科）
葉が大根の葉に似ているから。
ヨツバシオガマ（ハマウツボ科）
塩を作る塩釜は浜で美しい。この植物も葉まで美しいというシャレからだというが…。旧分類はゴマノハグサ科。
レブンサイコ（セリ科）
柴胡（さいこ）は漢名で礼文島で発見されたことによる。
