yamahanayamaの花日記

山に咲く花の紹介

燕岳・餓鬼岳の花々(3) 2009.8.11-14

燕岳・餓鬼岳の花(3)

餓鬼岳から見た槍ヶ岳。手前はケンズリの岩峰

燕岳と餓鬼岳の間にはケンズリという岩場があるが、注意して歩けば問題はない。その他には所々お花畑がある。

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タカネナデシコナデシコ科)

ナデシコの高山型変種で丈も低く、花数が少ない。また、花のつけ根にある4枚の苞が細長く尖ることが異なる。ナデシコは短く広い。

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タカネヨモギ(キク科)

他のヨモギより葉が細かく分かれている.

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タケシマラン(ユリ科

オオバタケシマランは花柄(花をつける柄)がよじれ、全体的に大きい。

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ミヤマタニソバ(タデ科

タデ科には葉に斑紋があるものが多い。

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タマアジサイアジサイ科)

右側にある蕾が丸いので玉アジサイ。花が無い時も葉がザラザラしているので分かる。

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タマガワホトトギスユリ科

山吹の名所に京都府玉川があり、黄色の色を玉川から借りたといわれる。

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チシマギキョウ(キキョウ科)

イワギキョウに似ているが、花の縁や萼に毛が多く見られる点で区別できる。

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チョウジコメツツジツツジ科)

花の形が、漢字の丁の字に似ている。岩場の隙間に生育している。

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チングルマバラ科

高山草原におなじみの花。稚児車から転化したものといわれ、5弁花が車形だとか、果実が風車形だとか、説がある。

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ツマトリソウサクラソウ科)

花弁の縁を薄い紅色でつまどるから。しかし、その様な花にはなかなかお目にかかれない。花冠は普通7つに裂けるがこの個体は8裂している。

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ツルリンドウ(リンドウ科)

標高の低い山道でよく見かける。普通は薄紫色だが、この個体は白花。

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テガタチドリ(ラン科)

根が手の形から。ヤマハハコの群落の中に咲いていた。

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テンニンソウ(シソ科)

天人草の意味は不明。

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クロトウヒレン(キク科)

黒唐飛簾で飛簾はヒレアザミの漢名。外国的な印象から唐とつけた。

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トリアシショウマ(ユキノシタ科)

丈夫でまっすぐな茎を鳥の足にたとえた。よく似たアカショウマとの区別は難しく、もしかしたらアカショウマの可能性がある。

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ネバリノギラン(ユリ科

花茎の元が粘り、花はほとんど開かない。ラン科ではない。

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シロバナヘビイチゴバラ科

蛇とつくがストローベリーの仲間で甘く美味しい。

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ノブキ(キク科)

実が粘り服などによく付く。標高の低い所に生育。

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ノリウツギアジサイ科)

旧分類はユキノシタ科。幹の内皮が糊になるので和紙をすくときに使った。

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ミヤマバイケイソウ(シュロソウ科)

旧分類はユリ科コバイケイソウによく似ているが花の色は緑白色か緑色。梅蕙草で花が梅、葉が蕙蘭(蘭の一種)に似ているから。根に猛毒を持つ。f:id:yamahanayama:20200413232807j:plain

 

バイケイソウ(シュロソウ科)

バイケイソウとしたが図鑑などの図はもっと沢山の花をつける。変異も多くあるという。

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ハクサンイチゲキンポウゲ科

白山一華で、お馴染みの高山植物。白いのは萼片で、花弁は無い。学名はアネモネ

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ハクサンオミナエシオミナエシ科)

別名コキンレイカ。葉の切れ込まないマルバキンレイカは北海道や本州北部にある。

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ハクサンチドリ(ラン科)

花を千鳥が飛ぶ姿にたとえた。

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ハクサンフウロフウロソウ科

風露草の意味は不明。

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ハクサンボウフウ(セリ科)

防風は漢名。葉の形の変異型が非常に多い。f:id:yamahanayama:20200410002536j:plain

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