yamahanayamaの花日記

山に咲く花の紹介

赤城山の花々   2018.6.8

赤城山の花

赤城山は黒檜山(1828m)を最高峰とした多数の溶岩ドームからなる火山体の総称で、百名山にも選ばれているが、赤城山という峰は無い。火山ではあるが、最後の活動から時間が経ったと思われ、植物相は豊かである。特に春のツツジの季節には、沢山のツツジが見られる。

鍋割山からの荒山、地蔵岳(奥)

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ウスバサイシン(ウマノスズクサ科)

薄葉細辛で葉質が薄く、細辛は漢名から。地中の茎(根茎)は辛みが強く、薬草として使われる。

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ウスバサイシンの花

花弁は無く、赤茶色の萼筒(萼が筒状になったもの)の先端が3裂している。中に見えるのは6個の雌しべ。f:id:yamahanayama:20200726215512j:plain

 

クサタチバナキョウチクトウ科)

花がタチバナ(ミカン科)に似ている草本だから。旧分類はガガイモ科

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5裂した花冠の中に、さらに5つの副花冠があり、雄しべと雌しべが合着し、ずい柱というものになっている。

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ミヤマカラマツ(キンポウゲ科

白く沢山の雄しべが集まっている様子が落葉松の葉のようだから。蕾の時、紫色を帯びた萼片はすぐ落ちる。花弁は無い。雌しべは中心部にあるが、見えない。

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ナツグミ(グミ科)

夏に果実が熟すから夏グミ。グミはグイミからの転訛で、グイは棘の多い木。葉の表面や裏面は一面に星型の鱗片におおわれている。

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トウゴクシソバタツナミ(シソ科)

花が咲いてなかったが鮮やかな葉が目についた。後で調べたらシソバタツナミらしい。葉脈と裏面が紫色をおび、シソの葉に似て、短毛を密生する。立浪は花の様子が泡立つ浪に似ていることから。赤城の植物目録を見ると東国紫蘇葉立浪とあったのでそれにした。シソバタツナミの変種で茎上の短毛の生え方が違うらしい。いずれにしろ区別は難しい。

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ニシキウツギ(スイカズラ科)

二色空木で初めは白色で、後に赤く変わることから。

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サラサドウダン(ツツジ科)

更紗は花冠に更紗染めの模様があるから。満天星(ドウダン)は灯台ツツジの意味で、分枝の形が結び灯台の脚(三又状)に似ていることから。

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ベニサラサドウダン(ツツジ科)

上記のサラサドウダンとは紅色が濃いだけでなく、花も少し小さく細い。

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ヤマツツジツツジ科)

標高の低い所にもあり、よく目にする。

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レンゲツツジツツジ科)

蓮華躑躅で花と葉を蓮華(ハス)にみたてた。花もヤマツツジより大きい。

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オニツルウメモドキニシキギ科)

ツルウメモドキの変種で、母種より葉が大きい。花は目立たないが、冬に果実がはぜるとオレンジ色の種子が鮮やかに彩る。名の意味は梅モドキがつる性で大きいから。

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ツリバナ(ニシキギ科)

花が垂れ下がっていることによる。

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サワフタギ(ハイノキ科)

沢蓋木で沢をおおい隠すように茂る意味。秋には瑠璃色の実をつけるところからルリミノウシコロシ(瑠璃実の牛殺し)の別名もある。。

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イワキンバイ(バラ科

キジムシロ属は似たようなものが多く、いつも迷う。岩場に生え、葉の両面に伏毛を密生し、下面が白色をおびることからイワキンバイとした。岩場に生える金梅草の意味。

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コゴメウツギ(バラ科

小米空木で小さい花を小米(米粒の砕けたもの)と形容した名。

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ミヤマニガイチゴ(バラ科

苦みのある実をつけることからだが、そんなに苦くはなかった。ニガイチゴより葉が長細くより高地に生える。

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ササバギンラン(ラン科)

笹葉銀蘭。葉が笹のようで、銀は白い花から。花茎の下に付く苞葉が長い特徴。ギンランは葉が小さく、数も2~3枚で、高さも小さい。苞葉も花茎より短い。

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