yamahanayamaの花日記

山に咲く花の紹介

中央線沿線の山

南高尾山陵の花3  2021.4.27

南高尾山陵の花3 ヤマツツジジ(ツツジ科) 山ツツジで、山でよく見られるから。変化が多く、いろいろな品種がある。品種とは形質が1,2つ変化したもの。 ヤマツツジジ キジムシロ(バラ科) 雉蓆でキジが座るむしろになぞらえた。特徴は下部に見られる葉…

南高尾山陵の花々2 2021.4.27

南高尾山陵の花 2 クサノオウ(ケシ科)瘡 草の黄という意味で、草が黄色の液を出すからとか、丹毒を直すから瘡(くさ)の王であるとか、また草の王という説もあり確かな定説はない。 クサノオウ ヤマブキソウ(ケシ科) バラ科の山吹に似ていることから。…

南高尾山陵の花々 1 2021.4.27

南高尾山陵の花1 高尾南山稜とは高尾山の南側にある、泰光寺山、入沢山、中澤山など、500mに満たない山稜である。起伏も少なくトレイルランニングにも人気のコースで、高尾山に比べれば静かな山並みと言える。花は、特に多くはないが、上り、下りに通る沢筋…

高尾山の花々3‥‥ 秋  2021.9.27

高尾山の花3 高尾山にはタカオスミレのようにタカオと付く植物が何種類かあり、また高尾山で初めて発見されたものが65種もあるといわれる。それは先に述べたように、暖温帯の常緑広葉樹林と冷温帯の落葉広葉樹林の境にあり多様な植物が生育しているからであ…

高尾山の花々2‥‥秋 2021.9.27

高尾山の花2 高尾山には6つの自然研究路があり、どのコースを歩いても安全に整備されている。が、それだけではなく、今回のブログは日影沢からのコースで撮ったもの。いずれにしても急な所や危険なところはないので、子連れなどでも楽しめる。 シラヤマギク…

高尾山の花々1‥秋  2021.9.27

高尾山の花1 高尾山は世界で一番登山者が多い山といわれる。都心から1時間で来られる近さがあり、かつ険しい所も無く、誰でも簡単に歩けるところがその要因と思われる。しかし、そんな条件だけでなく、高尾山には特別な面も持っている。それは、冷温帯系の植…

牛奥雁が腹摺山・小金沢山の花々 2016.5.15

牛奥ノ雁ヶ腹摺山・小金沢山・黒岳の花 大菩薩連山を南にたどると小金沢山、牛奥ノ雁ヶ腹摺山、黒岳と続く。ほとんどが樹林帯で、お花畑なども見られず、花を楽しむ山行とはならない。ここで紹介する花も11種に過ぎず、寂しい限りだが、2000m級の山々な…

大蔵高丸・大谷ヶ丸の花々  2  2016.7.17

大蔵高丸・大谷ヶ丸の花 2 ハマイバ丸から滝子山、三つ峠方面 富士山の手前が三つ峠山 ハマイバ丸から ウマノアシガタ(キンポウゲ科) 馬の脚形で、葉の形が馬のヒズメに似ていることから。しかし、3裂や5裂していてヒズメには見えない。牧野植物図鑑に…

大蔵高丸・大谷ヶ丸の花々 1  2016.7.17

大蔵高丸・大谷ヶ丸の花1 大菩薩連山を南にたどるとこの大蔵高丸と大谷ヶ丸に達する。大菩薩からの縦走は1日では厳しい(と思う)が、この下の湯ノ沢峠で宿泊すれば滝子山まで続く。特に目立った山ではないが起伏も大きくなく、手軽な縦走が楽しめる山並み…

帯那山の花々 2017.4.15 

帯那山の花 帯那山(おびなさん)という名を聞いたことがありますか。多分、9割以上の人は知らないのではないかと思う。特に目立ったものも無い、甲府の北方にある1422mの山である。花も特に多いわけでもなく、山というより里の花の方が主となってしまった。…

権現山(奥多摩)の花々  2017.5.14

権現山の花 権現山の名を聞いた時、東京周辺の人は山梨県の、又は神奈川県のそれを思い浮かべるのではないか。しかし、ネットで検索すると、全国にすくなくとも92はある。大部分は500m内外で、住んでいる地域のどこかにあり、登山の対象ではなく信仰や身近な…

茅が岳の花々2  2006.5.5

茅ヶが岳の花2 茅ヶ岳山頂からの金ヶ岳(1764m) 金ヶ岳 ヒトリシズカ(センリョウ科) 一本だったら一人静だが、こんなに密集していたら群れ静だね。白いのは雄しべで萼片、花弁は無く、雄しべの元に雌しべ、子房がある。 ヒトリシズカ ミツバツツジ(ツツ…

茅が岳の花々1 2006.5.5

茅が岳の花1 中央本線の甲府を過ぎてから、北側の車窓にいくつものピークを持った山が見えてくる。中央に最高峰の赤岳、左に権現岳……。あれ!ちょっとスケールが小さい…。そう、八ヶ岳によく似た茅が岳で、よくニセ八ツといわれる。また、日本百名山の著者…

滝子山の花々2 2009.5.27

滝子山の花2 滝子山には北からの縦走コースもある。大菩薩嶺から南に続く尾根はこの滝子山まで延びている。一日では無理だが、中間の湯ノ沢峠には避難小屋とトイレ、水場もあり、車も入れる。 滝子山頂上 フタリシズカ(センリョウ科) 二人静で、静御前の…

滝子山の花々1  2009.5.27

滝子山の花1 滝子山はJR中央本線、初狩駅と笹子駅の北側にある、1620mの山である。(三角点は東のピークにあり1590mになっている)どちらの駅を出発点にしてもよく、バスなどに頼らなくても行ける貴重な存在である。南側の寂しょう尾根以外は岩場も無く、初…

景信山(高尾周辺の山)の花々2  2015.4.23

景信山の花2 景信山の花1でも触れたが、この山へは高尾からの縦走よりも、東からの木下沢(こげさわ)ルートをおすすめする。木下沢にはスミレも多く、キャンプ場跡から小下沢に入った道にもオウギカズラやイカリソウなどもある。下山は同じルートか小仏峠…

景信山(高尾周辺)の山の花々1  2015.4.23

景信山の花1 景信山は高尾山から続く山並みの、727 mの山である。高尾山から縦走する人も多いが、健脚コース(もしかして、私だけ?)になるのでゆっくりと花も見ていられない。そもそも尾根上の縦走コースでは樹林帯の中なので、花も多くない。花を見るなら…

坪山・奈良倉山(奥多摩)の花々    2013.4.23 2018.5.20

坪山・奈良倉山・大マテイ山の花 坪山の名を知ったのは、2012年か13年の雑誌「山と渓谷」だったと思う。坪山のヒカゲツツジが紹介されていた。それまで、ヒカゲツツジは中央アルプスで1本だけ咲いていたのを見た記憶があるが、本ではかなり群落になっている…