yamahanayamaの花日記

山に咲く花の紹介

2021-01-01から1年間の記事一覧

荒島岳の花々2 2007.8.9

荒島岳の花2 荒島岳が「深田百名山」に入った理由を荒島岳1で述べたように、深田久弥が故郷の山を入れたかったからで、選ぶ基準は百人百様であろう。実際、書店の山コーナーには「私の百名山」だとか「○○が選んだ百名山」などの本が並ぶ。私が選ぶなら、ス…

荒島岳の花々1 2007.8.9

荒島岳の花1 荒島岳は1523mの極普通の山である。では、なぜ百名山なのかというと、深田久弥が選んだ中の一つであるということ。本人が書いているように、自分の故郷の山を入れたかったということだった。日本百名山と言うと日本を代表する客観的な百の名山…

茅が岳の花々2  2006.5.5

茅ヶが岳の花2 茅ヶ岳山頂からの金ヶ岳(1764m) 金ヶ岳 ヒトリシズカ(センリョウ科) 一本だったら一人静だが、こんなに密集していたら群れ静だね。白いのは雄しべで萼片、花弁は無く、雄しべの元に雌しべ、子房がある。 ヒトリシズカ ミツバツツジ(ツツ…

茅が岳の花々1 2006.5.5

茅が岳の花1 中央本線の甲府を過ぎてから、北側の車窓にいくつものピークを持った山が見えてくる。中央に最高峰の赤岳、左に権現岳……。あれ!ちょっとスケールが小さい…。そう、八ヶ岳によく似た茅が岳で、よくニセ八ツといわれる。また、日本百名山の著者…

滝子山の花々2 2009.5.27

滝子山の花2 滝子山には北からの縦走コースもある。大菩薩嶺から南に続く尾根はこの滝子山まで延びている。一日では無理だが、中間の湯ノ沢峠には避難小屋とトイレ、水場もあり、車も入れる。 滝子山頂上 フタリシズカ(センリョウ科) 二人静で、静御前の…

滝子山の花々1  2009.5.27

滝子山の花1 滝子山はJR中央本線、初狩駅と笹子駅の北側にある、1620mの山である。(三角点は東のピークにあり1590mになっている)どちらの駅を出発点にしてもよく、バスなどに頼らなくても行ける貴重な存在である。南側の寂しょう尾根以外は岩場も無く、初…

白砂山・野反湖周辺の花々3  2014.5.18

白砂山と周辺の花3 この時期の白砂山は稜線上の雪ははほとんど無かったが、樹林帯にはまだ残り、ルートがわかりずらいところや、雪を踏みぬいたりで、無雪期より時間がかかった。花もまだ、ねむりについていて種類も少なかった。ただ、その中でこの時期にし…

白砂山の花々2 2006.8.23-25

白砂山・野反湖の花(2) 野反湖は周囲12kmの人造湖で、その湖水は魚野川から信濃川に合流し、日本海に注いでいる。白砂山や、野反湖は太平洋側と日本海側の分水嶺になっているので、植物的にも興味がわく地域である。野反湖周辺にも高山植物も多く、山に登…

白砂山の花々1 2006.8.23-25

白砂山、野反湖周辺の花1 白砂山は群馬、長野、新潟3県の県境に位置する2140mの山である。山深い位置にあり、無雪期には西側の野反湖から入るコースしか無かった。三国峠からの縦走は残雪期にのみ可能だったが、ベテラン向きのコースである。近年三国峠から…

戸隠山の花々   2013.8.27

戸隠山の花 戸隠山は二百名山にも選ばれている1904mの急峻な山である。神話や修行の山としても知られているが、植物にとっても戸隠の名を持つ有名なものがある。それはトガクシショウマ(トガクシソウ)といい、この山で発見された。尾瀬で見たことがあるが…

景信山(高尾周辺の山)の花々2  2015.4.23

景信山の花2 景信山の花1でも触れたが、この山へは高尾からの縦走よりも、東からの木下沢(こげさわ)ルートをおすすめする。木下沢にはスミレも多く、キャンプ場跡から小下沢に入った道にもオウギカズラやイカリソウなどもある。下山は同じルートか小仏峠…