三頭山の花々 3 2021.6.18
三頭山の花3
中央峰山頂
ミヤマムグラ(アカネ科)
深山葎で、ムグラは雑草の総称。他の○○ムグラは葉が細長く、似たものが多くて、判断に迷うが、本種は葉が丸く間違わない。
ガクウツギ(アジサイ科)
額空木。ガクアジサイのようで、木の様子がウツギに似たものということ。空木は枝の中心が空洞になっているからであるが、本種は空洞ではない。あくまで木の様子が似ているということ。旧分類はユキノシタ科。
コアジサイ(アジサイ科)
小さいアジサイといこと。アジサイの花は周辺部に、装飾花といわれる花弁のような萼片が目立つが、本種には無い。
コアジサイの群落があった。
クワガタソウ(オオバコ科)
鍬形草で、果実が兜の鍬形に似ていることから。この時期、花が終わっていたがその代わりに、名前の由来になったものが見られた。
花は5月ごろに見られる。旧分類はゴマノハグサ科。
サワギク(キク科)
沢菊で、沢沿いなどの湿った所に生育する。
ヤマシャクヤク(キンポウゲ科)
花は5月ごろに見られる。
オニグルミ(クルミ科)
下山した奥多摩湖のほとりにあったが、やはり果実を付けていた。鬼胡桃で、種子の周りの殻に凸凹があって、ヒメグルミはすべすべしているのに対し、醜いからという。
フタリシズカ(センリョウ科)
二人静で、幽霊になった一人静が二つ現れ舞っていいる様子に例えた。しかし、2本とは限らず、3本以上のものも見られる。写真では4,5本のものもある。
白い塊りが1個の花で、花弁も萼片も無く、雄しべだけが見えるが、その下に雌しべが隠れており、少し膨らんだ子房も見える。