yamahanayamaの花日記

山に咲く花の紹介

滝子山の花々1  2009.5.27

滝子山の花1

滝子山JR中央本線初狩駅笹子駅の北側にある、1620mの山である。(三角点は東のピークにあり1590mになっている)どちらの駅を出発点にしてもよく、バスなどに頼らなくても行ける貴重な存在である。南側の寂しょう尾根以外は岩場も無く、初心者でも登れる。(寂しょう尾根はバリエーションルート)植物は5月に行ったことで、それなりに楽しめた。

初狩駅からの滝子山(2014.12.18)

f:id:yamahanayama:20210208174445j:plain

初狩駅からの滝子山

アカネ(アカネ科)

根が赤いので赤根。染料に用いられ、それで染め上げた色が、日の出前の空の色なので茜染(あかねぞめ)という。この株は真っ直ぐに立っていたが、つる性で茎にある棘をひっかけながら伸びていく。

f:id:yamahanayama:20210207121322j:plain

アカネ

ガクウツギ(アジサイ科)

額空木で、額はガクアジサイのことで、木の様子が空木に似ていることから。

f:id:yamahanayama:20210207121350j:plain

ガクウツギ

マルバウツギ(アジサイ科)

丸葉空木で葉がウツギよりも丸い。写真ではわかりにくいが、花序(花を付ける枝)の下の葉が茎を抱く。

f:id:yamahanayama:20210207121427j:plain

マルバウツギ

ヒロハコンロンソウ(アブラナ科

広葉崑崙草。崑崙とは中国の崑崙山脈に降った雪を連想したといわれる。

f:id:yamahanayama:20210207121456j:plain

ヒロハコンロンソウ(アブラナ科

ヤブレガサ(キク科)

若い葉が1本出てきたとき、まだ開かない、半分つぼめた葉の形がまさに破けた傘の形。その後、葉は大小2枚になる。

f:id:yamahanayama:20210207121531j:plain

ヤブレガサ

マイヅルソウ(キジカクシ科)

舞鶴草で、葉の葉脈が鶴の舞う姿に似ている。JALのマークを思いうかべるといい。

f:id:yamahanayama:20210207121608j:plain

マイヅルソウ

ユキザサ(キジカクシ科)

笹の上に白い雪が降りかかる姿から。

f:id:yamahanayama:20210207121634j:plain

ユキザサ

ヤマシャクヤクキンポウゲ科

芍薬で、芍薬は漢名。栽培される芍薬は古い時代、中国から渡って来たが、本種は日本に自生しているもの。図鑑では知っていたが、実物に出会うと感動する。

f:id:yamahanayama:20210207121700j:plain

ヤマシャクヤク

クリンソウサクラソウ科)

九輪草で、輪生する花が多層に付くことを九輪と表した。水がある湿地に咲くが、頂上近くの鎮西が池のほとりに咲いていた。

f:id:yamahanayama:20210207121736j:plain

クリンソウ

マムシグササトイモ科)

このような仏炎苞(花の周りを取り囲む物)を持つ仲間をテンナンショウ(天南星)属というが、極めて分類が難しい属である。変異が多く、専門家でも色々な見解がある。一応マムシグサとしたが、茎の模様が蝮の模様に似ていることから。仏炎苞も紫色から緑色のものまで様々な変異がある。

f:id:yamahanayama:20210207121755j:plain

マムシグササトイモ科)

アオマムシグササトイモ科)

これもマムシグサの一変種でマムシ模様が見られないもので、アオマムシグサとしたが、自信が無い。マムシグサと同じとした図鑑もある。

f:id:yamahanayama:20210207121827j:plain

アオマムシグサ

ラショウモンカズラ(シソ科)

羅生門蔓で、京都の羅生門渡辺綱が切り落とした鬼女の腕になぞらえた。カズラは茎が地上を這うことから。

f:id:yamahanayama:20210207121904j:plain

ラショウモンカズラ

キバナウツギ(スイカズラ科)

黄花空木で、花色が黄色いウツギということから。

f:id:yamahanayama:20210207122030j:plain

キバナウツギ

ベニバナノツクバネウツギ(スイカズラ科)

紅花の衝羽根空木で、5裂した萼片が羽根つきの羽根に似ていることから。学名はアベリアで、街中の生垣に植えられているピンク色のアベリア(ハナゾノツクバネウツギ)と同じ仲間。

f:id:yamahanayama:20210207122050j:plain

ベニバナノツクバネウツギ

エゾノタチツボスミレ(スミレ科)

蝦夷の立坪菫だが、北海道に限らず、本州中部以北で見られる。

f:id:yamahanayama:20210207122143j:plain

エゾノタチツボスミレ

タチツボスミレ(スミレ科)

立坪菫で、坪は庭のことで、全国各地に見られる。スミレの季節には必ずといっていいほど目にする。

f:id:yamahanayama:20210207122211j:plain

タチツボスミレ(スミレ科)

 

白砂山・野反湖周辺の花々3  2014.5.18

白砂山と周辺の花3

この時期の白砂山は稜線上の雪ははほとんど無かったが、樹林帯にはまだ残り、ルートがわかりずらいところや、雪を踏みぬいたりで、無雪期より時間がかかった。花もまだ、ねむりについていて種類も少なかった。ただ、その中でこの時期にしか見られない貴重なナエバキスミレに会えたのは感激だった。他の花は宿の周辺や、道路沿いの日の当たる所で見かけたもの。

f:id:yamahanayama:20210130010914j:plain

残雪期の白砂山

f:id:yamahanayama:20210130011332j:plain

白砂山稜線

アマドコロ(キジカクシ科)

トコロに似た地下茎が苦くなく、少し甘味を帯びているから甘ドコロ。トコロは野老と書き、オニドコロのことでヤマノイモに似ている。

f:id:yamahanayama:20210130010953j:plain

アマドコロ

シラネアオイキンポウゲ科

湖畔の周辺の山に植栽、保護されていた。奥日光の白根山に多く、花がタチアオイに似ているから。しかし、日光の白根山にはほとんど見られなくなってしまった。

f:id:yamahanayama:20210130011016j:plain

シラネアオイ

ヒメイチゲキンポウゲ科

姫一華で小さく、可愛いい花一つをつけるから。尚、葉は9枚に見えるが3枚で、それぞれが3裂している。

f:id:yamahanayama:20210130011043j:plain

ヒメイチゲ

ショウジョウバカマ(シュロソウ科)

雪解け後、最初に出てくることが多く枯れた草の間で見かける。猩々袴で、猩々は猿に似た架空の動物で、袴をはいた姿に例えたらしい。

f:id:yamahanayama:20210130011112j:plain

ショウジョウバカマ

エバキスミレ(スミレ科)

雪解け直後のまだ、湿った登山道の脇に咲いていた。日本海側の雪の多い所に生育するオオバキスミレの変種で、花茎が5~8cmで赤味を帯び、葉も小さい。

f:id:yamahanayama:20210130011159j:plain

エバキスミレ

f:id:yamahanayama:20210202151800j:plain

エバキスミレ

イワナシ(ツツジ科)

岩梨で果実が梨に似ているから。

f:id:yamahanayama:20210130011225j:plain

イワナ

ミヤマガマズミ(ガマズミ科)

語源ははっきりしていないが、一説にスミは染の転訛で、果実で衣類をすり染めしたことに関係ある名であろうといわれる。ガマズミより葉の先端が尾状に尖る。旧分類はスイカズラ科。

f:id:yamahanayama:20210130011248j:plain

ミヤマガマズミ

 山名一覧へ

白砂山の花々2 2006.8.23-25

白砂山・野反湖の花(2)

野反湖は周囲12kmの人造湖で、その湖水は魚野川から信濃川に合流し、日本海に注いでいる。白砂山や、野反湖は太平洋側と日本海側の分水嶺になっているので、植物的にも興味がわく地域である。野反湖周辺にも高山植物も多く、山に登らなくても見る事ができる。

弁天山から野反湖を見下ろす

f:id:yamahanayama:20210123002041j:plain

野反湖

マイヅルソウ(キジカクシ科)

舞鶴草で、葉脈(葉の筋)が鶴が羽を広げて舞う姿を連想。夏も終わりに近づいて果実になっていた。旧分類はユリ科

f:id:yamahanayama:20210123002300j:plain

マイズルソウ

ユキザサ(キジカクシ科)

白い花が雪のように見えることから雪笹。これも果実になっていた。旧分類はユリ科

f:id:yamahanayama:20210123002323j:plain

ユキザサ

ハクバブシ(キンポウゲ科

トリカブトの仲間は分類が難しいので生態域で判断している。志賀高原から苗場山を経て谷川連峰にあるのはハクバブシとあった。あえて判断の目安をあげると、葉は中裂、花柄は無毛。白馬附子であるが白馬岳では見られないという。附子は狂言にも出てくる根から採った猛毒物質。

f:id:yamahanayama:20210123002353j:plain

ハクバブシ

ノギラン(キンコウカ科)

芒蘭で、芒(のぎ)を持った蘭ということから。芒はイネ科の花にある針のような突起

で、そのように見えるから。ただし、芒も無いし、ラン科でもなく、旧分類はユリ科

f:id:yamahanayama:20210123002428j:plain

ノギラン

コマクサ(ケシ科)

花の形が駒(馬)の顔に見えるから。薬草として採集されて数が少なくなったが、最近は保護や移植されて、増えているように思える。

f:id:yamahanayama:20210123002458j:plain

コマクサ

ヒメシロネ(シソ科)

姫白根で、白い根を持ったシロネの中で、小さく可愛いから姫が付いた。シロネは1mぐらいになるが本種は70cm以内で、山の湿地に生える。

f:id:yamahanayama:20210123002534j:plain

ヒメシロネ

エンレイソウユリ科

延齢草で、薬草として使われたから。葉は3枚だが、この株は1枚の葉が裂けて、4枚の葉に見えそう。これもまた果実になっていた。。

f:id:yamahanayama:20210123002610j:plain

エンレイソウ

ツクバネソウ(シュロソウ科)

4枚の葉の上に4枚の蕚(3枚しか見えない)、花弁は無く、8本の雄しべがある。雌しべの子房がもう果実になっていた。衝羽根草で羽根つきに使う衝羽根に似ているから。旧分類はユリ科

f:id:yamahanayama:20210123002639j:plain

ツクバネソウ

ハクサンオミナエシスイカズラ科)

白山女郎花で、白山にあることから。筒型の花の基部がふくれた距が付いている。旧分類はオミナエシ科。

f:id:yamahanayama:20210123002709j:plain

ハクサンオミナエシ

シラネニンジン(セリ科)

白根人参で、葉の形が食用の人参に似ているから。セリ科の分類は難しいが、葉に特徴があり分かりやすい。

f:id:yamahanayama:20210123002732j:plain

シラネニンジン

シシウド(セリ科)

猪独活で、猪が食べそうな強剛な様子から。

f:id:yamahanayama:20210123002802j:plain

シシウド

イタドリ(タデ科

痛み取りから疼取(イタドリ)になったといわれる。これは翼が付いた果実になる。

f:id:yamahanayama:20210123002828j:plain

イタドリ

アカモノ(ツツジ科)

赤桃が変化したといわれる。古いリンゴのような食感だが、食べられる。

f:id:yamahanayama:20210123002900j:plain

アカモノ

コケモモ(ツツジ科)

苔のように小さい木になる桃ということから。ちょっと酸っぱいリンゴの味。

f:id:yamahanayama:20210123002927j:plain

コケモモ

シラタマノキ(ツツジ科)

白玉の木で、写真の通り。サロメチールのような匂いと味。果実とは子房が成長したものだが、厳密に言えばこれは萼が膨らんだもので、果実では無い。とは言え、普通に言えば実(果実)だよね。

f:id:yamahanayama:20210123002949j:plain

シラタマノキ

ツツジツツジ科)

雌しべの柱頭が花から飛び出して、穂になっているから。ミヤマホツツジはこれが反曲して、釣り針のようになり、もっと高所で見られる。

f:id:yamahanayama:20210123003016j:plain

ツツジ

センジュガンピ(ナデシコ科)

千手ガンピで、日光の千手が原で発見されたから。中国産のガンピ(ナデシコ科)に似ている。

f:id:yamahanayama:20210123003041j:plain

センジュガンピ

クロヅル(ニシキギ科)

黒蔓で、茎が黒いから。3枚の翼(よく)を持った果実になっていた。

f:id:yamahanayama:20210123003104j:plain

クロヅル

ホソバコゴメグサ(ハマウツボ科)

小米草で、白い小さな花を米に例えたから。コゴメグサも色々種類があり、本種はミヤマコゴメグサの変種で、葉が細いので細葉小米草。関東北部から東北に分布。旧分類はゴマノハグサ科

f:id:yamahanayama:20210123003130j:plain

ホソバコゴメグサ

ニガイチゴ(バラ科

苦苺で、味が苦いからの名だがそんなに苦いと感じられない。(私だけ?)

f:id:yamahanayama:20210123003200j:plain

ニガイチゴ

ワレモコウ(バラ科

古くからあった木香に対して、日本(吾)の木香というものがあったが、その名前だけこの種に移ったという説や、単に本種を木香とと間違えたという説がある。また、赤い花たちが集まっている所に本種が参加したときに、吾もまた紅(吾亦紅)であると言ったとか言わなかったとか。こっちの方が面白い。

f:id:yamahanayama:20210123003311j:plain

ワレモコウ

ハクサンフウロフウロソウ科

白山風露で、白山で発見されたことによる。風露の意味は不明。

f:id:yamahanayama:20210123003337j:plain

ハクサンフウロ

マツムシソウマツムシソウ科)

松虫草で、松虫が鳴く頃に咲くことから。

f:id:yamahanayama:20210123003404j:plain

マツムシソウ

ゴゼンタチバナ(ミズキ科)

御前橘で、橘の実に似ているから。御前は白山の最高峰、御前峰にちなむ。

f:id:yamahanayama:20210123003442j:plain

ゴゼンタチバナ

チダケサシ(ユキノシタ科)

乳茸刺で、チチタケというキノコをこの花茎に刺して持ち帰ったところからといわれる。

f:id:yamahanayama:20210123003507j:plain

チダケサシ

オオウバユリ(ユリ科

大姥百合で、花が咲くころには、葉(歯)が無くなって姥になってしまうという話から。太平洋側では丈も葉も一回り小さく、花の数も少ないウバユリがある。

f:id:yamahanayama:20210123003529j:plain

オオウバユリ

タケシマラン(ユリ科

竹縞蘭で、葉の縞模様が竹のようだからといわれる。名前はランだが、ラン科では無い。

f:id:yamahanayama:20210123003549j:plain

タケシマラン

ネジバナ(ラン科)

花がねじれて付いているから。別名モジズリ。

f:id:yamahanayama:20210123003612j:plain

ネジバナ

リョウブ(リョウブ科)

令法と書き、漢名から。若葉は山菜になり、古くは救荒植物として、現在は令法飯として利用されている。

f:id:yamahanayama:20210123003635j:plain

リョウブ

オヤマリンドウ(リンドウ科)

御山竜胆で、御山は白山のこと。竜胆は漢名。茎頂や上部の葉腋に1~7個の花を付ける。

f:id:yamahanayama:20210123003700j:plain

オヤマリンドウ

ハクサンシャジン(リンドウ科)

白山沙參で沙參は漢名で、ツリガネニンジンの高山型。葉や花茎が輪生状につく。

f:id:yamahanayama:20210123003723j:plain

ハクサンシャジン

ツルリンドウ(リンドウ科)

蔓状の茎を伸ばして、地面や草の上に伸びていくので。竜胆は漢名。

f:id:yamahanayama:20210123003814j:plain

ツルリンドウ

オオカメノキ(レンプクソウ科)

葉の形が大きな亀の甲を思わせるから。葉がよく食われるからムシカリの別名もあるがこれは怪しい説。どんな葉でも狙われている!!!

f:id:yamahanayama:20210123003845j:plain

オオカメノキ果実

 

白砂山の花々1 2006.8.23-25

白砂山、野反湖周辺の花1

白砂山は群馬、長野、新潟3県の県境に位置する2140mの山である。山深い位置にあり、無雪期には西側の野反湖から入るコースしか無かった。三国峠からの縦走は残雪期にのみ可能だったが、ベテラン向きのコースである。近年三国峠からの縦走路が開かれ,東側からの無雪期の縦走も可能となった。

花はといえばそれほど多くは無く、ここで取り上げたものの多くは、野反湖周辺で見かけたものである。

手前稜線上からの白砂山頂

f:id:yamahanayama:20210116002436j:plain

白砂山

ヤナギラン(アカバナ科

柳蘭で、葉の形が柳に似ているから。丈も、1.5mぐらいになりよく目立つ。裸地にいち早く侵入するので、開かれた場所などに多い。北米などでは山火事の跡に生えるのでFire weedといわれる。

f:id:yamahanayama:20210116002503j:plain

ヤナギラン

ノリウツギアジサイ科)

糊空木で、幹の内皮で製紙用の糊を作ることから。白い花弁状のものは、萼片で、装飾花といわれ、雄しべも雌しべもない。本当の花は中央部にある小さく見えるものである。北海道ではサビタという。旧分類はユキノシタ科。

f:id:yamahanayama:20210116002532j:plain

ノリウツギ

イワカガミ(イワウメ科)

葉に艶があり鏡のようだから。花は終わり、果実になっていた。

f:id:yamahanayama:20210116002657j:plain

イワカガミ

ウド(ウコギ科

独活と書かれるが、漢名でもなく、由来は不明。古い書物には葉が生育すると、中空になることから宇登呂(うどろ)と呼ばれ、それが略されてうどになったという説がある。食用の物は、光をあてない地下室で栽培されたもの。大きく太くなるが、もろいので、ウドの大木という言葉も生まれた。 

f:id:yamahanayama:20210116002725j:plain

ウド

ウメバチソウウメバチソウ科)

花の形が梅鉢の紋に似ているから。旧分類はユキノシタ科)。

f:id:yamahanayama:20210116002747j:plain

ウメバチソウ

ツタウルシ(ウルシ科)

ウルシは潤液(うるしる)または塗汁(ぬるしる)が略されたものとわれ、木がツタに似た蔓になることから。ウルシでかぶれることがあるがツタウルシの方が強いといわれ、私もかぶれた経験がある。雌雄異株で果実が付いていたことから、写真は雌株。

f:id:yamahanayama:20210116002813j:plain

ツタウルシ

シナノオトギリ(オトギリソウ科)

信濃弟切で、信濃(長野県)にあることから。弟切草の言われは長くなるので結論だけ言うと、兄が弟を切った時に、その血しぶきが葉に黒い点として残ったと言われたことから。

f:id:yamahanayama:20210116002840j:plain

シナノオトギリ

果実

これはもう果実になっていた。

f:id:yamahanayama:20210116002914j:plain

オトギリソウ果実

アキノキリンソウ(キク科)

秋の麒麟草で麒麟草(ベンケイソウ科)のように美しいことから。キリンソウの意味は不明。

f:id:yamahanayama:20210116002951j:plain

アキノキリンソウ

イワインチン(キク科)

岩茵蔯で、茵蔯はカワラヨモギの漢名で、岩場に生えるヨモギのこと。

f:id:yamahanayama:20210116003016j:plain

イワインチン

カニコウモリ(キク科)

葉の形が蟹の甲羅に似ていて、コウモリソウの仲間だから。

f:id:yamahanayama:20210116003034j:plain

カニコウモリ

キオン(キク科)

紫の花を咲かせる紫苑というものがあるが、これに似て、黄色い花を咲かせるので黄苑。紫苑は漢名から。

f:id:yamahanayama:20210116003104j:plain

キオン

ゴマナ(キク科)

葉の形が胡麻の葉に似ているからといわれる。菜と付くから若芽は食用にされるということ。

f:id:yamahanayama:20210116003123j:plain

ゴマナ

サワヒヨドリ(キク科)

ヒヨドリで、沢のような水気の多い所に生育し、ヒヨドリが鳴く頃に咲くから。

f:id:yamahanayama:20210116003142j:plain

サワヒヨドリ

タムラソウ(キク科)

一見アザミのようだが、棘も無く、優しい感じがする。田村草の意味は不明。

f:id:yamahanayama:20210116003208j:plain

タムラソウ

 ノハラアザミ(キク科)

ノハラアザミと思われるが、勉強不足で、断言できない。後で訂正するかもしれない。

春に咲くノアザミに対して秋に咲く。

f:id:yamahanayama:20210116003240j:plain

ノハラアザミ

ニガナ(キク科)

苦い味があるので苦菜。黄色い花弁状のものをよく見ると先が5つに分かれている。これは5枚の細い花弁がくっついたもので、舌状花といい、1つの花である。これが5個集まって1つの花のように見えるので、頭状花という。

f:id:yamahanayama:20210116003301j:plain

ニガナ

ハナニガナ(キク科)

この頭状花を見ると、8~9個の舌状花が集まり、苦菜よりはなやかなので花苦菜。

f:id:yamahanayama:20210116003321j:plain

ハナニガナ

クロトウヒレン(キク科)

黒唐飛簾で、飛簾はヒレアザミに対する漢名。異国的な印象から唐をつけたと言われる。頭状花の下の鱗のようなものを総苞というがそれが黒い。葉の付け根がひれのようになる特徴がある。

f:id:yamahanayama:20210116003347j:plain

クロトウヒレ

マルバダケブキ(キク科)

大きな蕗のような葉があり、山にあるから丸葉岳蕗。

f:id:yamahanayama:20210116003411j:plain

マルバダケブキ

ミヤマヨメナ(キク科)

これもまた全く分からないので、一応ミヤマヨメナにしておく。野菊の仲間は似たものが多く、いつも悩む。舌状花を一つ抜いて、冠毛(綿毛)があるか、無いか、葉がザラザラしているか、などを見ておくと後で参考になる。私は山に登りながら写真を撮っているのでそこまではしていない。と、言い訳をする。

f:id:yamahanayama:20210116003504j:plain

ミヤマヨメナ

ヤマハハコ(キク科)

山にある母子草だから。母子草は花が咲き終わるとほうけることからほうこ草で、それが転化して母子草になったという。

f:id:yamahanayama:20210116003530j:plain

ヤマハハコ

 

戸隠山の花々   2013.8.27

戸隠山の花

戸隠山は二百名山にも選ばれている1904mの急峻な山である。神話や修行の山としても知られているが、植物にとっても戸隠の名を持つ有名なものがある。それはトガクシショウマ(トガクシソウ)といい、この山で発見された。尾瀬で見たことがあるが、沢沿いの斜面であった。この山で見ようとすれば急な沢に入らなければならないだろう。戸隠山は急な岩場と狭い尾根で有名な上級者コースの山である。そんな山の沢には簡単に入ることは無理である。

その他の花も、この岩峰の山には多くなく、花を探すことより身の安全を図るだけで精一杯だ。

戸隠西岳

こちらは更に難関コース

f:id:yamahanayama:20210107000218j:plain

戸隠山西岳

蟻の塔渡り

狭い岩稜で、通過するのも一苦労。

f:id:yamahanayama:20210107000248j:plain

蟻の塔渡り

シナノキアオイ科

シナはアイヌ語で結ぶ、しばる、くくるという意味で、樹皮から採った丈夫な繊維で布、縄、漁網などに利用されたところから。信濃の国(長野県)もこの木に由来したとも言われる。旧分類はシナノキ科。この時期(8月末)にはもう果実になっていた。

f:id:yamahanayama:20210107000318j:plain

シナノキ果実

ので、他で撮った花をのせた。ピントが悪いので、良く分からないと思うが、萼片、花弁とも5枚で、多数の雄しべがある。

f:id:yamahanayama:20210107000355j:plain

シナノキ

シラヒゲソウ(ウメバチソウ科)

白髭草で、花弁の先が細かい髭状になっているから。旧分類はユキノシタ科。

f:id:yamahanayama:20210107000435j:plain

シラヒゲソウ

オオイワインチン(キク科)(トガクシインチン)

岩茵蔯とは、茵蔯は漢名でカワラヨモギのこと。つまり、岩場に生えるヨモギに似たものという意味。オオが付くようにイワインチンより丈も頭花も大きい。中部地方日本海側の高山に分布するそうで、代表して戸隠の名をもらっている。これがまだ蕾だったので、

f:id:yamahanayama:20210107000512j:plain

オオイワインチン

他の場所で撮ったものをのせた。但し、これはオオが付かないイワインチンである。確かに前の写真のものよりも少し小さい様な???

f:id:yamahanayama:20210107000532j:plain

イワインチン

オヤマボクチ(キク科)

雄山火口で、葉裏の白い毛を集めて、火口(ほくち:着火材)にしたことによる。

雄はヤマボクチよりも、いかつい感じから。まだ蕾だったので

f:id:yamahanayama:20210107000555j:plain

オヤマボクチ

花は他の所で撮ったものをあげた。

f:id:yamahanayama:20210107000618j:plain

オヤマボクチ

タムラソウ(キク科)

田村草で意味は不明。アザミに似ているが棘が無く、優しい感じ。先が2つに分かれた沢山の雌しべの柱頭(雌しべの先端)が伸びている。

f:id:yamahanayama:20210107000645j:plain

タムラソウ

チョウジギク(キク科)

丁子菊で頭花(先端に沢山の花が集まっている)の形が、香料にする丁子の花の形に似ているから。

f:id:yamahanayama:20210107000709j:plain

チョウジギク

ヤマハハコ(キク科)

山母子で、山にあり、母子草(咲き終わると白くほうけることからホウコグサ)のようだから。

f:id:yamahanayama:20210107000738j:plain

ヤマハハコ

ヨツバヒヨドリ(キク科)

四葉鵯で、ヒヨドリがなく頃に咲き葉が4枚輪生に付くから。

f:id:yamahanayama:20210107000803j:plain

ヨツバヒヨドリ

トガクシコゴメグサ(ハマウツボ科)

 小米草は白い小さな花を米に例えた名。ミヤマコゴメグサだと思って、図鑑で確認していたら、やや丈が高い、葉の鋸歯(ぎざぎざ)が尖る、萼が短い等の形質がありミヤマコゴメグサの変種とし記載があった。岐阜、長野、石川、福井県にあるという。

f:id:yamahanayama:20210107000827j:plain

トガクシコゴメグサ

f:id:yamahanayama:20210107000853j:plain

トガクシコゴメグサ

ゴゼンタチバナ(ミズキ科)

御前橘でこの果実が橘に似ているから。御前はこの植物が最初に知られた白山の最高峰の御前峰にちなむ。

f:id:yamahanayama:20210107000916j:plain

ゴゼンタチバナ果実

花はというと、他の所で撮ったものをあげた。白い花弁のようなものは花を包む苞というもので、真ん中に多数集まっているのが花。

f:id:yamahanayama:20210107000937j:plain

ゴゼンタチバナ

クロクモソウ(ユキノシタ科)

黒雲草で花色を黒雲に例えた。

f:id:yamahanayama:20210107001004j:plain

クロクモソウ

オオウバユリ(ユリ科

姥百合は花が咲く頃、葉が枯れることを、娘が花盛りのころ姥には歯(葉)がない事に例えたという。でも、この株は娘がもう実になっているのにまだ、元気じゃん!!最近のお年を重ねた女性のよう…。

f:id:yamahanayama:20210107001025j:plain

オオウバユリ果実

花は別の時期には撮ったものをあげた。ウバユリより大きく、数も多い。

f:id:yamahanayama:20210107001046j:plain

オオウバユリ

ミヤマモジズリ(ラン科)

深山捩摺で…。捩摺はもじれつづれの意味で…。ネジバナがシノブモジズリの

語に基づいてもじれて咲く様を説明した名からモジズリになった。本種もねじれて山にあるから。分かりましたか?自分でも上手く説明できません。

f:id:yamahanayama:20210107001108j:plain

ミヤマモジズリ

 山名一覧へ

景信山(高尾周辺の山)の花々2  2015.4.23

景信山の花2

景信山の花1でも触れたが、この山へは高尾からの縦走よりも、東からの木下沢(こげさわ)ルートをおすすめする。木下沢にはスミレも多く、キャンプ場跡から小下沢に入った道にもオウギカズラやイカリソウなどもある。下山は同じルートか小仏峠をまわってもいい。山頂には桜吹雪の跡が…。

f:id:yamahanayama:20201231002504j:plain

景信山山頂

アカネスミレ(スミレ科)

花色が茜色のスミレ。

f:id:yamahanayama:20201231002530j:plain

アカネスミレ

ツボスミレ(スミレ科)

坪とは庭のことで、その様な場所に咲くから。小さな花を付ける。

f:id:yamahanayama:20201231003023j:plain

ツボスミレ

タチツボスミレ(スミレ科)

ツボスミレより上に伸び、花も大きい。何処へ行っても一番目にするスミレ。

f:id:yamahanayama:20201231002825p:plain

タチツボスミレ

アカフタチツボスミレ(スミレ科)

葉脈が赤紫色をしているので、赤斑立坪菫。

f:id:yamahanayama:20201231002610j:plain

アカフタチツボスミレ

ニオイタチツボスミレ(スミレ科)

いい香りがするので、匂い立坪菫。しかし、鼻が悪い私には分からない。

f:id:yamahanayama:20201231003141j:plain

ニオイタチツボスミレ

シハイスミレ(スミレ科)

紫背スミレで葉の裏が紫色だからだが、この株はそんなに紫色をしてなかったし、葉の先もピンとしてなくて典型的では無かった。

f:id:yamahanayama:20201231002658j:plain

シハイスミレ

マルバスミレ(スミレ科)

葉が丸いからだが少しとがったものもある。しかし、この株は名にふさわしかった。

f:id:yamahanayama:20201231003246j:plain

マルバスミレ

アメリカスミレサイシン(スミレ科)

道路沿いによく見られる、帰化植物。園芸種として輸入されたが野生化している。

f:id:yamahanayama:20201231003453j:plain

ビオラ・ソロリア

アメリカスミレサイシン(スミレ科)

これもまた道路沿いにさいていた。

f:id:yamahanayama:20201231003525j:plain

ビオラ・ソロリア

ヤブニンジン(セリ科)

藪人参で、藪に生え、葉が人参のようだから。毛が生えた果実は細長く、特徴的。春に咲き、茎には密に毛が生える。

当初、オヤブジラミとして掲載したが、誤りに気付き、訂正した。

f:id:yamahanayama:20201231003552j:plain

ヤブジラミ

ヒトリシズカ(センリョウ科)

一人静で、義経の愛人静御前が舞う様子になぞらえた。白いのは先が3つに分かれた雄しべで、萼片や花弁は無い。雄しべの根元には緑色の子房が見える。 

f:id:yamahanayama:20201231003619j:plain

ヒトリシズカ

クサイチゴ(バラ科

地面に這うように咲いているので、草苺。しかし、草ではなく木本である。実は大きくて食べられる。

f:id:yamahanayama:20201231003643j:plain

クサイチゴ

ニガイチゴ(バラ科

苦苺で、苦いからだがそれ程でもない。モミジイチゴは花がぶら下がるが、これは上を向いて咲く。

f:id:yamahanayama:20201231003707j:plain

ニガイチゴ

ミツバツチグリ(バラ科

三つ葉土栗で、栗のような地下茎があるからだが、硬くて食べられない。

f:id:yamahanayama:20201231003739j:plain

ミツバツチグリ

カラスノエンドウマメ科

絹さやに似た果実(豆果という)が熟すと真っ黒になるので、カラスの黒に例えた。若いうちは食べられるという。登山道に入る前の道端に沢山生えていたが、公園や空き地でも春先には多く見られる。葉の基部に蜜腺があるのでアリやアブラムシが沢山集まってくる。ヤハズエンドウとも言われるが小葉の先が少し凹んで、矢をつがえる矢筈に見えることから。

f:id:yamahanayama:20201231003812j:plain

カラスノエンドウ

ミヤマシキミ(ミカン科)

シキミ(マツブサ科)に似た葉を付け、山にあるので深山樒。有毒植物である。

f:id:yamahanayama:20201231003842j:plain

ミヤマシキミ

ヤマルリソウ(ムラサキ科

山に咲き、瑠璃色の花色だから。咲き始めは淡紅色だが、後に瑠璃色に変わる。

f:id:yamahanayama:20201231003910j:plain

ヤマルリソウ

イカリソウ(メギ科)

花の形が船の錨に似ているから。4枚の花弁の後ろに伸びたものは、距といって蜜を貯める所。

f:id:yamahanayama:20201231003934j:plain

イカリソウ

ヤマネコノメソウ(ユキノシタ科)

これはもう花が終わって種子を出しているが、花が猫の目のように見えるところから山猫目草。

f:id:yamahanayama:20201231003957j:plain

ヤマネコノメ

 山名一覧へ

 

景信山(高尾周辺)の山の花々1  2015.4.23

景信山の花1

景信山は高尾山から続く山並みの、727 mの山である。高尾山から縦走する人も多いが、健脚コース(もしかして、私だけ?)になるのでゆっくりと花も見ていられない。そもそも尾根上の縦走コースでは樹林帯の中なので、花も多くない。花を見るなら沢沿いのコースから景信山に登って見て欲しい。

山頂からの高尾、八王子方面

f:id:yamahanayama:20201225002227j:plain

景信山山頂から

オランダガラシアブラナ科

登山道に入る前に、道路沿いの溝に咲いていた。料理に添えるクレソンである。オランダとつくように帰化植物で、各地の水辺に繁茂しており、日光の戦場ヶ原でも見た。

f:id:yamahanayama:20201225002452j:plain

オランダガラシ

ムラサキハナナ(アブラナ科

これも道沿いに咲いていた。紫花菜で見ての通り。別名紫花大根、また、漢名で諸葛菜。観賞用で植えられたものが野生化したり、殺風景だからと土手などに種子を蒔かれたりもした。

f:id:yamahanayama:20201225002520j:plain

ムラサキハナナ

ヒロハコンロンソウ(アブラナ科

広葉崑崙草で、中国の崑崙山脈に降る雪の白さをイメージした名。コンロンソウは葉が細長い。

f:id:yamahanayama:20201225002550j:plain

ヒロハコンロンソウ

カンアオイウマノスズクサ科)

小さく、地面に接して咲くので、気が付きにくい。冬でも葉が枯れずに緑色で、葉の形が葵のようだから寒葵。

f:id:yamahanayama:20201225002625j:plain

カンアオイ

フタバアオイウマノスズクサ科)

双葉葵で、二枚の葉が付くことから。この角度からでは葉の形が分からないが、ハート形で、徳川家の葵の御紋として使われた。形が分かる写真は西上州の山の花1,2,3、その他にあげた。

f:id:yamahanayama:20201225002655j:plain

フタバアオイ

カントウタンポポ(キク科)

関東地方に多いことから関東蒲公英。花の下にある鱗のようなものを総苞というが、ぴったりと花に付いている。帰化植物の西洋タンポポは外に反曲してめくれている。

f:id:yamahanayama:20201225002719j:plain

カントウタンポポ

センボンヤリ(キク科)

千本槍で、秋にもう一度花茎を伸ばして花を付ける。それは閉鎖花といって花を開かず実を結ぶが、その姿が大名行列の千本槍に見えるところから。

f:id:yamahanayama:20201225002740j:plain

センボンヤリ

ニリンソウキンポウゲ科

二輪草で2本の花茎を立てて花を付けることから。しかし、2本とは限らず、1本や3本の物もあり、2本でも時期がずれることも多い。この写真でも大部分が1本だけの状態。白いのは萼片で花弁は無い。萼片も5枚とは限らない。

f:id:yamahanayama:20201225002800j:plain

ニリンソウ

クロモジ(クスノキ科

黒文字で、樹皮に黒い斑点があり文字になぞらえたもの。香りが良いので、高級爪楊枝に使われる。

f:id:yamahanayama:20201225002828j:plain

クロモジ

クサノオウ(ケシ科)

草の黄で、黄色い汁が出るからとか、丹毒(くさ)を治すとか、草の王だとか諸説ある。

f:id:yamahanayama:20201225002856j:plain

クサノオウ

ジロボウエンゴサク(ケシ科)

次郎坊延胡索で、延胡索は漢名。伊勢地方で、スミレを太郎坊、これを次郎坊と付けたことによる。

f:id:yamahanayama:20201225002919j:plain

ジロボウエンゴサク

シロヤブケマン(ケシ科)

白藪華鬘で、華鬘は仏殿の装飾品。

f:id:yamahanayama:20201225002943j:plain

シロヤブケマン

ムラサキケマン(ケシ科)

色が紫色の華鬘ということから。ヤブケマンとも言う。

f:id:yamahanayama:20201225003010j:plain

ムラサキケマン

ミミガタテンナンショウ(サトイモ科)

大きな筒型の花に見えるが、実際の花は、中心に見える棒状の表面に小さな花を沢山付ける。まわりのにある物を苞というが特にサトイモ科の物を仏炎苞という。水芭蕉の白い物も同じ。多くの葉が付いているように見えるが、葉は2枚。それぞれの葉が小さく分かれているが、これを小葉という。

f:id:yamahanayama:20201225003056j:plain

ミミガタテンナンショウ

ウラシマソウサトイモ科)

花を付ける中心の花柄の先が、仏炎苞の先に、釣り竿のように長く伸びていることから、浦島太郎を連想した。仏炎苞の下部に昆虫が出られる小さな穴も見える。

f:id:yamahanayama:20201225003036j:plain

ウラシマソウ

オウギカズラ(シソ科)

 扇蔓で、葉が扇形、花後基部から長い枝を出す姿が蔓のようだから。しかし、扇形には見えませんね。

f:id:yamahanayama:20201225003126j:plain

オウギカズラ

カキドオシ(シソ科)

垣根を通り越して伸びていくから垣通し。

f:id:yamahanayama:20201225003158j:plain

カキドオシ

キランソウ(シソ科)

名前の由来ははっきりしないが、金襴という織物に模様が似ているとか、紫蘭草が転訛したからといわれる。別名地獄の釜の蓋。これは、地面に張り付くように広がることから。

f:id:yamahanayama:20201225003223j:plain

キランソウ

ツクバキンモンソウ(シソ科)

筑波金紋草で、筑波山で発見され、葉が美しいので金紋とつけられた。日本海側にはニシキゴロモがある。

f:id:yamahanayama:20201225003245j:plain

ツクバキンモンソウ

ラショウモンカズラ(シソ科)

花の形が京都の羅生門で、渡辺綱が切り落とした鬼女の腕に似ているから。

f:id:yamahanayama:20201225003312j:plain

ラショウモンカズラ