yamahanayamaの花日記

山に咲く花の紹介

会津朝日岳の花々(1)   2017.6.17

会津朝日岳の花(1)

会津朝日岳は二百名山に選ばれているが、他の二百名山に比べ登った人は少ないと思う。知名度もそれ程高くもなく、只見の奥深い位置にあり、只見線も一部不通になっており(2020年1月現在も)交通手段も車に頼るしかない。

会津朝日岳

蒲生岳からの会津朝日岳(左側)標高1624m

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イワウチワ(イワウメ科)

葉が団扇のような形からの命名。葉だけを見るとイワカガミに似て、ツヤのある丸い葉である。実際に、花が咲いてないときは分かりにくい。しかし、花が咲くと違いはすぐわかる。1つの花茎には1つの花がつき、5裂した花弁が開いて咲く。イワカガミは数個の花が集まって下向きに咲き、開かない。

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ウスバサイシン(ウマノスズクサ科)

細辛は薬草の名。葉の形が似ているから。

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ウワミズザクラ(バラ科

上溝桜(ウワミゾザクラ)で材に溝を掘って占いに使ったことから。

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エンレイソウユリ科

延齢草で、薬草として使われたことから。黒いのが萼片で、花弁は無い。

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オオイワカガミ(イワウメ科)

イワカガミより葉が大きく、花数も多い。

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オオタチツボスミレ(スミレ科)

日本海側に生育。

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オオバキスミレ(スミレ科)

日本海側に生育。

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ガクウラジロヨウラクツツジ科)

萼裏白瓔珞で、葉の裏が白く、ウラジロヨウラクより萼片が著しく長い。瓔珞とは仏像の首や胸に掛ける珠玉の飾りのこと。

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チャルメルソウ(ユキノシタ科)

チャルメラはラーメン屋のラッパで形が似ているから。花弁が魚の骨のように細かく裂けている。

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サンカヨウ(メギ科)

荷葉は蓮の葉のこと。

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スミレサイシン(スミレ科)

薬草の細辛に葉が似ているから。日本海側に生育し、太平洋側にはナガバノスミレサイシンが生育。

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タニウツギスイカズラ科)

谷空木で谷筋に生育し、幹が中空になっているので空木。日本海側に分布する。

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