yamahanayamaの花日記

山に咲く花の紹介

燕岳・餓鬼岳の花々(4)     2009.8.11-14

燕岳・餓鬼岳の花(4)

燕岳からの表銀・夜明け

北アルプス燕岳から槍ヶ岳に続く縦走路は、表銀座と呼ばれるの人気のコースである。

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ハナニガナ(キク科)

ニガナより花弁のような花(舌状花)が多く、華やかなことから。

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ヒメクワガタ(オオバコ科)

旧分類はゴマノハグサ科。高さ10cmぐらいで目立たないので、見落してしまう。

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ヨツバヒヨドリ(キク科)

ヒヨドリが鳴く頃に咲くとのことから。

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ベニバナイチゴバラ科

木苺(キイチゴ)の仲間で、甘く大きな実をつける。花は下向きに咲く。

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マルバイチヤクソウ(イチヤクソウ科)

丸葉一薬草で薬草となることから。

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ミヤマアカバナ(アカバナ科

アカバナは花の色ではなく、秋に葉が紅紫色になることから。

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ミヤマアキノキリンソウ(キク科)

小さな株なので花が少ない。普通はもっと沢山の花を付けている。

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ヤマアワガエリ(イネ科)

イネ科の花は写真に撮っても映えないのでいつもは撮らない。

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ミヤマキンポウゲキンポウゲ科

花には金属光沢がある。花後には金平糖のような果実をつける。

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ミヤマクワガタ(オオバコ科)

旧分類はゴマノハグサ科。同じ名前の昆虫もいる。

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ミヤマコゴメグサ(ゴマノハグサ科

萼や茎に腺毛(産毛のようなもの)が無い。南アルプスには腺毛が密生したコバノコゴメグサがある。小米草は白い小さな花から。

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ミヤマシシウド(セリ科)

ウドはウコギ科で食べられるが、これはセリ科で、食べられない。

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ミヤマダイコンソウ(バラ科

葉が大根の葉に似ていることから。でも、ダイコンソウは似ているが、ミヤマダイコンソウは似ていない。

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ミヤマトリカブトキンポウゲ科

毒草として有名だが、トリカブトの分類は複雑で、地域ごとに変化がある。一応、北アルプスに多いミヤマトリカブトとしておく。別名ハクサントリカブト

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ミヤマバイケイソウ(シュロソウ科)

旧分類はユリ科。これもまた毒草。コバイケイソウに似ているが、花色が緑色。コバイケイソウバイケイソウの交雑種という見方もあるらしい。

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ヤマハタザオ(アブラナ科

 茎が真っ直ぐ伸びるので旗竿。こんなに密集していると、一つの個体が分かりずらい。

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ミヤマフタバラン(ラン科)

茎の途中に双葉がついている。花弁の形でコーー、タカネーー、アオーー、ヒメーーなどがあるので接写しておけばよかった。樹林帯の中に咲くのでカメラぶれが多い写真になってしまう。 

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ミヤマホツツジツツジ科)

雌しべの先端が180度反転している。もう少し標高の低い所にあるホツツジは少し曲がるだけ。

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ミヤマママコナ(ゴマノハグサ科

飯子菜で花弁上の白い粒が米粒かと思っていたが、牧野図鑑によると、若い種子が米粒に似ているからだとあった。

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ミヤマリンドウ(リンドウ科)

日が当たると開き、陰ると閉じてしまう。花冠は5裂だが間に副冠があるので10裂したようにも見える。

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ムカゴトラノオタデ科

花が肉芽に変わり、零余子(むかご)状となるから。

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ヤグルマソウユキノシタ科)

5枚の小葉の形が、鯉のぼりに添える矢車に似ているところから。園芸種にも矢車草があるが、あれはキク科のヤグルマギク

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ヤマアジサイアジサイ科)

旧分類はユキノシタ科。

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ヤマハハコ(キク科)

燕山荘の南面に一面広がっていた。

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レイジンソウ(キンポウゲ科

伶人草で、舞楽の時に伶人の使う冠に似ているから。トリカブトの仲間。

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