鳴神山の花(2)
アカヤシオ(ツツジ科)
イワボタン(ユキノシタ科)
岩牡丹で、枝の葉が大型で牡丹の花のようだから。4枚の萼片も葉と同じ色をして、目立たなく、花弁も無い。
ウラシマソウ(サトイモ科)
仏炎苞から伸びる付属体を浦島太郎の竿と釣り糸に見立てたところから。
オオミヤマカタバミ(カタバミ科)
もう、花の時期は終わり。かろうじてしぼんだ花が残っていた。葉の片方が食べられたようにへこんでいるので片喰。
カキドオシ(シソ科)
垣根を通り越して繁茂するということから。
カタクリ(ユリ科)
蝶に蜜のありかを知らせるガイドマークが目立つ。
カテンソウ(イラクサ科)
これは雄花。雌花は葉腋に付く。カテンの意味は小さな花が点に見えるので花点草だろうという説がある。
コンロンソウ(アブラナ科)
崑崙(こんろん)は中国の地名で、崑崙山脈の白い雪を想像したという説がある。葉の先が鋭い。
ヒロハコンロンソウ(アブラナ科)
広葉崑崙草で、前種より葉の尖り方が小さく、鋸歯(葉のギザギザ)も浅い。細かいことを言うと葉の上面に短毛があるが、前者には無いとのこと。
センボンヤリ(キク科)
春に咲く花の花茎は5~15cmだが、夏から秋にかけて閉鎖花を付ける。その花茎は30~60cmにもなり、林立する様子を槍に例えて千本槍。閉鎖花とは花を開花することなく、自分の花粉で受粉すること。この仕組みは確実に種子を付けるが、新しい他の遺伝子が入ってこない短所でもある。
トウゴクサバノオ(キンポウゲ科)
2つの果実がサバの尻尾の様になることから。でも他の魚には見えなかったのか?
ニリンソウ(キンポウゲ科)
二輪咲いてない様だが後から咲くものが多い。画面下の花の元には蕾が見える。
ハルトラノオ(タデ科)
春虎の尾で、花穂が虎の尻尾の様だから。
ヒイラギソウ(シソ科)
葉がヒイラギの葉に似ているから。茨城、栃木、群馬、埼玉、東京に分布する希さん種でもある。
ヒゲネワチガイソウ(ナデシコ科)
花は頂生し、花弁は5~7枚。ワチガイソウは上部の葉腋から細長い花茎をだし、5弁の花を1つ付ける。輪違草は、名が不明の時、無名の印として、盆栽に輪違の符号(五輪マークの2つ分)をつけたところからという。
ヒトリシズカ(センリョウ科)
棒状の花穂に花が付くが萼片も花弁もない。白い3本の雄しべ、黄色は花粉を入れる葯、雄しべの元の丸いものが子房。
フジ(マメ科)
下から時計回りに絡みついて昇っていく。専門家はこれを右巻きという人と、左巻きという人があり、難しい。ちなみに、ヤマフジは逆巻きである。
ホウチャクソウ(ユリ科)
宝鐸草で、ホウチャクは寺院の軒先に吊るす装飾品。
ミツバツチグリ(バラ科)
根が食べられるツチグリに対して葉が3小葉になっているから。本種は硬くて食べられない。
ミヤマキケマン(ケシ科)
華鬘は仏殿に提げる装飾具。
ミヤマハコベ(ナデシコ科)
花弁は5枚だが深く裂けるので10枚にみえる。
ヤマエンゴサク(ケシ科)
延胡索この種を表す漢名。
ヤマツツジ(ツツジ科)
この写真ではかなり赤く映っているが実際はもう少しオレンジ色。
ヤマブキソウ(ケシ科)
山吹に似ているが山吹の花弁は5枚でバラ科。
ユリワサビ(アブラナ科)
百合山葵。枯れた後、根にユリの球根に似たものができるから。大きな葉は別物。
ワサビ(アブラナ科)
正真正銘のワサビ。葉もピリッとおいしい。